育児・教育

ほほえみかける

先日、本屋で、暮らしの手帳 創刊70周年記念号というのを見かけた。

 

昔、母がよく読んでいたものだ。

 

だからと言って私もっと積極的に買ったりはしなかったが、何だか懐かしくて買った。

 

その中の 120ページの暮らしのヒント集に「そう!そう!」と私がいつも思っている言葉があったので書きます。

 

「電車やバスの中で、小さな子どもを連れた人を見たら、ほほえみかけてみませんか。子ども連れの人は、子どもの行動について常に気を配っているもの。『迷惑をかけていないんだ』と思えて、ほっとするかもしれません」

 

子どもが大きな声で話をしたり。
子どもがわけもなくぐずったり。
子どもが大きな声で泣き出したり、なかなか泣きやまなかったり。

 

泣きたいのは、お母さんのほうですよね。

 

いつも思っていました。

 

隣に座っていたりだったら声をかけていたけど、そうじゃないときは、どうすれば?といつも思っていた。

 

「ほほえみかける」っていいですね。
   wisteria

|

「子どもは家庭でじゅうぶん育つ」を読む

Dsc05281

副題は、“不登校、ホームエヂュケーションと出会う”
 


NPO法人 東京シューレ編   東京シューレ出版

 



発行日は、2006年、2008年第二冊出版とある。



10年ほど前に買ったんだろう?



多分、お客さんのお子さんで「幼稚園がいやみたいで。学校に行きたがらないんですけど」と言われて探したのだろうと思う。

あらためて、湧泉の本棚をみたら、4、5冊あった。

 

Dsc05275


聰たちを育てている中で、彼らが「学校へ行きたくない」と言ったらどうするかは、私の中で絶えずあった。



私は、どちらかというと、集団が苦手、人見知り、強制されることが苦手な人間だった。



幸い父が、強制する人ではなく、私たちの気持ちに寄り添ってくれる人だから、学校という集団がいやでも何んとかなったと思っている。

 

自分がそうだから、子どたちがそうあっても仕方ないな。何とあったら、何とかしなきゃなと思っていた。



公文教室を始めたのも、彼らが「学校に行きたくない」と言った時に、最低の学力だけはつけてあげたいと思ったから。



幸いなことに、面と向かって言われたことは、なかったので今に至っているけれど、(小さなことは、時々あった)
今この本を読み返してみて思うことがいろいろあった。



ホームエヂュケーションとは、「家で学び育つ」という方法です。



そして、この本には、「社会性は、育つのかしら?」「学力は育てられるかしら?」「生活はどうなるの?」そして、学校との関係、法律の問題を丁寧に書いてある。



この本が出てから、10年ほど経っているから、法律は、ずいぶんと変わっていると思う。



そんな中、どうしても学校に行けなくなった子どもたちが、親やまわりの助けの中でたくましくホームエヂュケーションをしている姿が自分の言葉で書いてある。



読んで思ったこと、「もしかして、聰たちももっと自由に学ばせられたのでは?もっと広く沢山の人と関わらせられたのでは?」と。



充分成人しているから子どもではないのだけど、私たちにとっては子供。



上手な距離を持ちながら接していきたいですね。
    wisteria

|

ぎゅっと抱きしめて

お客さんとお茶を飲んでいた時のこと。



「この前、Kが風邪をひいた時、下痢と嘔吐がひどかったんです。そしたら、兄のSもおろおろして・・・そっちも大変で~」とお母さん。



その時の様子が目に浮かびます。



トイレに連れて行って。
突然吐くから、まわり中がよごれたり。
汚れたものを、洗濯したり。
脱水症状にならないように、水分を飲ませたり、薄い野菜ジュースを作ったりと。



私の昔は、オロオロして、ヘトヘトになって。



昔の私は、お兄ちゃんがオロオロしているの気が付いていなかったかもしれない。



どうすればいいのかな~



オロオロしてくれるお兄ちゃんを「ぎゅっと」抱きしめて「Kちゃん大丈夫だから」と言えばいいのかしら?ね?
(そんなの無理よ~の声が聞こえなくもないけど)   
      wisteria

|

ほら、ごあいさつして

ママの言葉です。



「幼稚園とか、街で知ってる人にあっても、あいさつしないんです」もママの言葉。


「私の後ろにかくれたり、知らんぷりをしたりwww」とも。



私は、「いいじゃないですか。きっといつかは、自分からし始めますから」と「お母さんは、いつもいつも元気よくご挨拶していて下さいね。」といいます。



そうなんです、子どもはお母さんが大好きです。
ですから、まねっこします。



4,5歳のころは、照れたり、ちょっと意地を張ったりということがあるんじゃないですか?



元気にあいさつし続けているお母さんの子どもさんは20歳までにはご挨拶できるようになると思います。
(えぇ~そんな遅くていいの?と言われそう。)



法律上の親の責任は二十歳までですものね、だから。



お母さん、お父さんがきちんと他人(ひと)にあいさつをし続ければ、いいと思います。



以前、こんな素敵なお父さんに出会いました。
こんなこともありました。

  wisteria

| | コメント (0)

子ども用便座

湧泉は、妊婦さんと子ども連れのお客さんが多い。

 

お母さんのお腹の中からきて、生まれてからも1ヶ月検診の後くらいから小学生なるまで来てくれる。

 

赤ちゃんの時は、お母さんの施術中は、私と遊んで待っていて、施術後は、おっぱいをもらい、おむつを替えてにこにこと帰って行く。

 

先日、2歳ちょっと前かな?
Sちゃんが、お母さんと来た。

 

お母さんは、何でも丁寧に説明するようで、小さくても物わかりのいいお嬢ちゃんだ。

 

お父さん、おじいちゃんやおばあちゃんにも愛されているみたいで、私にとてもなついてくれ、一緒にお店やさんごっこをして、お母さんを待った。

 

湧泉では、お母さんの邪魔にならない程度に、又年齢に合わせてお母さんと接せられるようにしている。

 

赤ちゃんの時は、施術の途中でもおっぱいタイムを設ける。

 

ちょっと歩けるようになったら、夢中になって遊んでいてふと「ママは?」と聞かれたら、すぐに、ママの所に行けるよう促している。

 

安心していると、時がたつにつれ、ママから離れていられる時間が少しづつ増えてくるから。

 

お母さんの施術が終わり、お母さんがトイレに入った。

 

「ママは?」と聞く。
「トイレだから、すぐ出てくるわよ」と言ったら「Sちゃんも」という。

 

出てきたママが、「オムツしているから大丈夫」と言ったら「Sちゃんも」と頑張る。

 

「今、何でも、『自分で、自分で』なんです。くつも『自分で履く』なんです」とお母さん。

 

自分で!自分で!は大事。
時間は、かかるけど、大人は、待ってましょう。

 

それで、あっ、「子ども用便座があったんだ」と。

 

Dsc03662

 

それをつけ、そこに座らせたら、大喜び。

 

よかった!!(v^ー゜)ヤッタネ!!
  wisteria

 

| | コメント (0)

夏休みの子どもへの言葉かけ

PRESIDENT 2015/8/3号のP.83にこういうのがある。
「夏休み、40日でわが子が変わる『ハーバード流時間術』」



子どもには、時間管理する動機がない。
だらだら過ごす子どもを見るとついイライラしてしまう大人。



では、どうすればいいか?



夏休みに子どもがワクワクする予定をたくさん入れること。
たとえば、イルカ好きだったら、野生のイルカと一緒に泳げる小笠原旅行を計画する。



映画好きなら、友だちと一緒に映画館に行けるように計らう。



アニメがすきだったら、友だちを自宅に招いて、アニメ大会をするとか。



同時に、宿題など「やらなくてはいけないこと」もTODOリストに書きだして意識させておく。



大事なのは、時間のやりくりではなく気持ちのやりくりだとこの方、吉田穂波さんは言う。



そして、この文章の中での一押しは、「子どもに注意を促すときも、なるべくポジティブな言葉で伝えるように心がけています」と。



×「勉強しないと、小笠原旅行にいけないよ」
○「旅行の前に宿題が終わっていると心置きなく遊べるね」



親は、子どもを脅かすのが好きですよね。



「宿題しないと、おやつなし」
「そんな点数で、希望校に入れるの?」
「そんなにだらだらやっているなら(サッカー)止めちゃいなさい!」
などなど、たくさんwww



私も言ったな~
ごめんなさい。
時計を戻したい。

(息子たちが自我が出始めた中学時代以降はあまり言ってないと思うけどwww)



言葉って大事。
ワクワクって大事。



8月17日からの夏休みを思うとワクワクですもの。
年一回行ける夫婦でののんびり旅行。



宿だけ決めて、後は、二人で決める足の向くまま気の向くままの旅。



ワクワクに向けて、暑いけど頑張りましょう。
   wisteria

| | コメント (0)

NHK子ども科学電話相談「光合成」

「植物はどうして二酸化炭素を酸素に変えられるのですか?」との小学1年生の男の子の質問がラジオから聞こえてきた。



朝、家事をするときは、ラジオと一緒。
いつもは、NHKの「すっぴん」を聞きながら動いている。



何気なくスウィッチを入れたら、子どもの声が。
「あっ、そうか、夏休みか?」



そしたら、さっきの質問が耳に入ってきた。



多分植物の先生なんでしょう、次は、男の方の声がした。



やさしく、丁寧に話しかけていた。



大雑把に私流にまとめてみると



「二酸化炭素が直接酸素になるんじゃないんだよ。それは、覚えていてね(へ~?でした。恥ずかしながら私もそう思っていた)

植物は、水を根からとり、光を受けて酸素に変えている。

空気中に二酸化炭素がいっぱい、水もある、光もいっぱい。

科学がこんなに進歩しても、その仕組みを今だに人間は、作ることが出来ていないのです。

このメカニズムを人間の力で作ることができるようになれば、地球上の飢餓を救うことができます。

○○君は、この疑問をきっかけにうんと調べて発見してほしいです」と。



やさしく説明してもらって私も何だかわかった感じ。
小1のレベルか!!私。
でも、事実かも。



「人間が出来ない植物のすごさ、自然界の素晴らしさ」がわかった。



大人としてちょっとこのままではふがいないので、WEBで調べてみた。



こちら。



せいぜい大学生のところまではかろうじてわかるがそれ以上はwww
中学のとき、化学と科学を捨てた罰かな?



「人間の努力の価値があるとわかっただけいいか。」
「いまさら、私が発見などは、無理だけど、興味を持ちアンテナを張ることだけは、出来そう」
  wisteria

| | コメント (0)

都立三鷹高校卒業式・閉校式に参加して

昨年暮れ、卒業式と閉校式への招待状が届いた。(以前、どこかで書いたが、平成6年度にPTAの会長をやっている)



平成14年の「都立高校改革推進計画・新たな実施計画」に基づき、三鷹高等学校母体校とする中高一貫校である三鷹中等教育学校が、平成22年に開校した。



それから、3年、その時に高校に入学した人たちが、3月7日の昨日をもって卒業となり、都立三鷹高校は三鷹中等教育学校へ発展的に改編され、閉校となるのだ。



招待状が届いたとき、まず思ったのは「寒いだろうな~(不謹慎ですみません)」だった。



何回だろうか?子どもたちの卒業式に出席したのは。
雪の日もあった。
体育館は何しろ寒い!大きな灯油のストーブが焚いてあってもしんしんと冷える経験ばかりだった。



でも・・・
こんな機会、めったにないだろうと、「出席」で出した。



当日、仙腸関節と背中にしっかりホッカイロをつけ、厚手の靴下を履いて万全の態勢でのぞんだ。



会には、三鷹市から、清原市長、同窓会長であり都議の吉野利明氏そして中村洋都議が出席された。


Dsc03269

 

都の教育委員会からの出席者が多かったのは、今までの卒業式とは違う感じだった。



そんな中、今でも仲良くしている私の前後の会長さんたちの出席もあり、寒さも緊張も感じることもなく、和やかな時を過ごすことができた。



長男が、「ぼくが、行きたい所」と言って探してきたのが、この学校。
26年前のことだった。
高校は、私立ばかりを思っていた私には、思いがけないことだった。



それから、26年。



彼らとは、遅くまで、いろいろな話をした。
親も子もたくさん悩み、答えが出ないこともあった。



それでも悩み、話せるだけ幸せだと思った。
自分の高校時代は、思い出したくもないくらい不自由だったから。
息子たちにはそうあってほしくないと思った。



友人、先生、素晴らしいたくさんの出会いがあった。
その人たちとは、今でもつきあいがある。
「きっと、死ぬまででしょうね」との会話もちらほら。



書きだせば、終わらないくらい。



卒業式で、生徒さんの答辞と送辞で同じように「自主自立の精神」「自由の中にも規律ある」精神を大切の育て守っていきたいとの願いがあった。

Dsc03275

「三鷹高校」という名前がなくなるのを惜しむ声はあちらこちらで聞かれたが、鷹高生が大切にしてきた精神は受け継がれることを見届けられたことは、幸せだった。
   wisteria

| | コメント (0)

名前入り鉛筆

Dsc03257(世界地図、ドラえもん今年は妖怪ウォッチの柄の鉛筆に金で文字を入れてくれる。それを2ダース)



湧泉の斜め前の文房具店を通りかかったら店頭にあった。
たくさんの鉛筆が並んで売ってあるところに「名前、入れます」の張り紙が。

 

 

「いいかも!!」と思ってから2、3年がたつ。

 

誰のため?

 

湧泉のお客さまの子供たちにあげるの。
小学校に上がる人たちに。
赤ちゃんの時から私と一緒に遊んでくれた人たちに。

 

以前から書いているが、「おめでたです」と言われてすぐにいらっしゃる方。
安定期になってからいらっしゃる方。
腰が痛くってとマタニティースイミングでうちのお客さんに教えてもらって来られる方。
いろいろです。

 

月に二人ずつくらい。

 

その方たちが赤ちゃんを産んでそのあとも定期的にいらして。
パパに預けられる人はパパに。
何人かは、一緒にきていた。

 

その一緒に来ていた子たちとのつきあいが4~5年になる。

 

二人でも大丈夫よ」「三鷹に大雪注意報だ~」「こんなに大きくなりました

 

かわいくないわけないでしょう?
しっかり、ば~ばの気持ち。

 

ほんものば~ばはランドセルとか送るでしょうけど、私たちも何かしたい。
その何かが名前入り鉛筆ってわけです。

 

ささやかですけど、学校に元気に通って、いっぱい使ってもらいたくって。
  wisteria

| | コメント (0)

「うちの子、人見知りで」

というママの悩みをよく聞く。



「自分から進んであいさつしない」
「話しかけられると、お母さんの陰に隠れちゃう」
「一人のお友達とは遊ぶが、大勢の中になかなか入っていかない」といろいろ。



年があけ、4月から1年生になる子を持つお母さんは、今一番心配な時のよう。



そんな時、私はいつも言う。
「大丈夫よ、心配しなくても。子どもは大人になるまで何回も変わるから」と言っている。



自分の息子たちもそうだった。
彼らに聞いてみると又、違うでしょうから面白いのでしょうけど、4回くらい変わったような気がする。



小学校に上がるとき。
第二反抗期のころ。
高校卒業から大学生になったころ。
そして、社会人になって。



あっ、結婚してからも。
じゃ、5回だ。



「人見知り、お母さんの陰に隠れてごあいさつも出来ない」ということは、別の見方をすれば、「大人を見ていることということではないでしょうか?観察力があるということではないでしょうか?」



私が関わってきた学校という社会は、明るく、活発で人懐っこい人間を求めたがるけど、そんな子どもばかりじゃないですものね。
おとなしくて、まわりをじっと観察している優秀な子どもをたくさん見てきた。



自我が芽生え、自信がついてくれば、一人でどんどん歩き出すと思います。



それまでは、お父さんや、お母さんが、あるいはおじいちゃん、おばあちゃんが態度で見せていけばいいのではないでしょうか?
子どもの背中は、両手でそっと支えてあげれば・・・ね(o^-^o)。



「ほら、あいさつして!!」はいらないと思います。
  wisteria

| | コメント (0)

より以前の記事一覧