湧泉の整体

施術の勉強会

お仲間のM・I さんが、板橋から聰のお祝いに来て下さった。

 

施術のことはあまり関係なく・・・と言っていたのが、急に彼女のFacebookに「勉強してま~す」を載せたいといい出した。

 

形だけでいいからって。

 

聰がモデルで、クッキーが施術者でM・I さんが脇から教わっているという構図で撮りたいって。

 

Photo

 それがそれが・・・

 

クッキーが、空気の読めないといいますか、施術者魂といいますか、
(施術者って、人の身体をさわりだすと原因を究明して改善したいという心が疼きだすらしい)

 

「聰の首のここにトリガーポイントがあって」
「ほら、触ってごらん」と始めた。

Photo_9

M・I さんは、M・I さんで施術家なもんだからクッキーに代って聰の首のあるトリガーポイントを探し始める。

 

「首のしこりの原因は、脇の下の○○筋のトリガーポイントを探せばいい」とクッキー。

 

首だけに終わらず、肩腰などまで。

 

そんなこんなで、3時間近く。
いつのまにか外は真っ暗。

 

ほんとのほんとの勉強会になりましたo(*^▽^*)o
   wisteria

 

|

施術交換

「足揉みっていいよね」みたいな話が聰からあった。



「う?」と思う私。



「足つぼの湧泉」という名前だけど整体をメインにやっている。



「体内浄化プログラム」という2時間のメニューが1番人気だ。



 聰は、足の施術は、我々に教わり、整体は矢野みどり先生と武田亜水先生にしっかり教わった。



プロフィールに書いてあるように転職組だ。
その転職のきっかけは、自律神経失調症。
(今、私のまわりに自律神経失調症やうつ病で悩んでいる若い人が多い)



私も経験したことがあるが、「はい、今日から元気!」といかないのがこの手の病だ。
日常生活を送りながら、「あれ?いつの間にか元気?」となれば、いいよね。



聰は、時間があるときは、クッキーと施術交換をしている。



疲れ知らずのクッキーだったが、この2,3年寄る年波には勝てず、お仲間のところに施術を受けに行っていた。



そんな中での聰の参加。



クッキーにとってどんなにありがたかったことか!



1週間に半日くらいぽっかり空いたときがある。



そんなとき、必ず2時間くらいずつの施術交換をしている。



聰は、基本は、しっかり教わっている。
そのうえでの具体的な実践が絶えずふめる。



聰にとってもの凄い勉強になることと思います。



褒めないクッキーが「俺の5年分くらいの力がある」と言う。(父子って難しい)



私も時間があると、聰の練習台になっている。



手は温かいし、柔らかい!!。



それに筋肉がどうの、トリガーポイントがどうのって。
(えっ?こんなに勉強家だったっけ?失礼(=゚ω゚)ノ o(_ _)oペコッ)

  wisteria

|

いつまでも、正座できますように

東京駅に行かなきゃいけない急用ができた。



朝10時ころ、三鷹駅に行く。



電車に乗る前にちょっとトイレに、と行ってびっくり。



十数名待っている。



「え?えっ??」



ふだん、この時間は、家にいるか湧泉にいるから、ちょっとびっくりの光景。



中高年の女性がが数人、並んでいらっしゃる。
杖を持っている方も数名。



用を済ませて出てきた人がいても、すぐ入っていかない。
そして、次の若い人に声をかけている。



「うむ?何?あっ、そうか洋式しかダメなのか」と推測する。



三鷹駅のトイレは、洋式と和式が半分半分だったような。(きっちり定かではないけど)



そして、10数番目だった私にも番がくる。
和式で。



私、まだ、和式でも大丈夫。



確かに洋式トイレの方がモダンだし、楽だけど、膝が大丈夫だったら和式でもいい。
まして、急いでいたりしたら。



杖を持っている方たちを見ながら、最近の出来事を思い出していた。



開店当時からのお客さんで、「膝に水が溜まるので、整形外科に水を抜いてもらっているのですよ」との話がご主人からクッキーにあったらしい。


クッキーが、湧泉での施術のやり方をご主人に話したら、次の日すぐに、彼女はいらした。



そして、数日後、私がたまたまご主人に会ったら「きのう、病院で、水を抜かなくてよかったみたいです」と普段無口の方が笑顔でおっしゃった。



「この待っている方たちも湧泉にいらっしゃれば、少しは楽になるのでは?」な~んて思いながら、「私はあと10年は、正座できるように、ケアを続けよ~」と、中央線の特快に乗った。
  wisteria

| | コメント (0)

筋性防御

湧泉の「足つぼ」と「整体」は筋性防御と言う身体の反応をとても大切にしています。

 

ツボは、病的な状態のときに表れる身体の働きによる反応点です。



全身のツボの図をよく見かけることがあると思いますが、図に描いてあるツボが常に有効な状態であるのではないのです。

 

また、たとえ有効なツボであっても、そこをやみくもに押せばよいというものでもありません。

 

押しの一手の押圧は痛いばかりで、かえって害になることが多いのです。

 

そこが急所であるからこそ、繊細で過敏な反応をする状態になっているのが有効なツボなのです。

 

病的であればあるほど、皮膚や筋肉は警戒反応を起こし、交感神経優位の緊張状態になっています。

 

外からの刺激が、大切な急所への容易な侵入を許すことを拒んで筋性防御をおこなっています。

 

突然の強い刺激を受けると、一瞬の内に皮膚や筋肉は硬直して身体を守ろうとしているのです。

 

これは交感神経性の反射作用です。

 

湧泉では、有効なツボや活性化しているトリガーポイントを探すのにこの筋性防御反応を活用しています。

 

急激な強い圧は害になりますから、漸増押圧(ゆっくりと徐々に押圧の力を入れていくこと)を行います。

 

微細な筋性防御の反応を指さきで感じることの訓練が大切です。

 

有効なツボを確認できたら、さらに押圧の圧を少し緩め、時間をかけた安定持続圧を行います。

 

自律神経には、緊張を引き起こす交感神経と弛緩をうながす副交感神経があります。

 

有効なツボは副交感神経の作用にも敏感です。

 

「湧泉の施術は押してほしいところを、丁度良い力で、満足するまで押してくれる」とよく言われます。

 

気持ちの良いゆっくりとした安定持続圧で、副交感反射が起きてきます。

 

硬直した筋肉はゆるみ、コリはほぐれ、トリガーポイントは非活性化してきます。

 

緩みが進んでくると、副交感反射作用で、消化器官の働きが促され、腹鳴(お腹がグルグルと音を立てて動くこと)がはじまります。

 

湧泉の施術は、有効なツボを筋性防御で見つけ、安定持続圧の副交感反射作用で、腹鳴が始まるまで緩めることを目標にしています。

 

 

 

 

 

| | コメント (0)

お腹が鳴る(副交感神経優位)

安定持続圧による副交感神経優位効果

 

指圧の世界的な大家であり、卓越した理論家でもある故増永静人師は、その著書「経絡と指圧」(医道の日本社・経絡と指圧・増永静人著)の中で以下のように述べています。

 

『生体が昼間、交感神経優位で活動する、というのは、生命のエネルギーを外界から取り入れることに主体がある。このための歪みは、取り入れたエネルギーを内部で同化し、適当に配分し、老廃物を排出するという、夜間の副交感優位の状態によって回復される。

 

同時に昼間に生じた経絡の虚実は、夜間の休息で平に戻るのが、健康状態であるといえよう。

 

動物にはそれが可能であるが人間のストレス過剰な生活は、虚実の歪みを回復させないままに朝を迎え、再び昼間の活動に向かわねばならない。

 

その蓄積によって生じるのが、「単なる休息」では回復不可能となった、「病的虚実」にほかならない。

 

実とは、運動態勢の緊張のまま残されて、筋肉が硬直し、血管が緊張し、血流は増大、圧上昇といった交感神経緊張に相応した経絡の状態であろう。

 

こうした実の経絡を古典では「外堅充満」というが、原形質のゲル化した感じといえば、よりピッタリするのではなかろうか。

 

これに対し、「虚者聶辟(セクヘキ)(しわがより縮んだ様)気不足」というのは、ゾル化が進行しないため空虚になった経絡の様であろう。

 

 そこで「圧を加えるとゲルがゾルにかわる揺変性」を思い出してもらえば、コリや硬直などの実に対し本能的に圧を加える手技療法が、先ず医療に現れたということもうなずける。』

 

 注・・・揺変性=圧力を加えるとゲルがゾルにかわる性質は、多くの細胞の原形質に備わった性質で、揺変性(シクソトロピー)と呼ばれる。

 

ゆっくりとした、痛くない、押圧中心の施術(安定持続圧といいます)により、響きが伝わるように圧が浸透し、細胞の中の原形質の流動が促進されます。

 

この原形質流動の状態は細胞間で伝達、同化され、身体の離れた部位まで伝わります。

 

クライアントの身体は、筋肉は軟化し、リラックスして、本来の生命維持活動を担う、副交感神経優位の状態になります。

 

身体を休息させ、自己治癒力、修復システムを回復させるのです。

 

呼吸が整い、筋肉の余分な緊張がなくなり、消化器の動きが促進され、胃や腸の動きだす音が聞こえてきます。 

 

表面的で比較的軽度の緊張やコリが先にほぐれるので、ほぐれにくい頑固な本来のコリや、拘束が、分りやすくなってきます。

 

施術のターゲットが絞り込まれてくるのです。

 

湧泉の整体も押圧(安定持続圧)中心の施術です。

 

ほぐれにくい頑固なコリや、拘束をじっくりと押圧することによって、筋細胞はゲル状態からゾル化し、緊張した筋組織は軟化してコリや痛みが解消するのです。



お腹の音が聞こえない場合

 

 原因

 

緊張、興奮、交感神経優位、胃や腸の調子が悪い、首や肩の凝り(迷走神経の通りが悪い)背中のコリ、など。

 

 対処

 

イ、足、腕の経絡の押圧(胃経、脾経、小腸経、大腸経など)


ロ、迷走神経の通りを良くする(首下部の押圧・・・斜角筋、胸の押圧・・・大胸筋、小胸筋)

ハ、背中の押圧(増永経絡背候診)押圧のリズムと補の手が大切です。

| | コメント (0)

湧泉・春のキャンペーンが終わって

Dsc02540

H26年4月19日~6月8日まで(介護帰省のため中5日休み)

 

 

はがきを出した枚数:210枚
来店者数:156名

 

80分施術を受けた人:21名
120分施術を受けた人:24名
(はがきで来てくれた人限定)

 

はがきの効率21.4%

 

以前も何度か書いたが、集客とリピートという点では、湧泉にとって、はがきの役割は大きい。

 

今の時代、インターネットで一斉送信。
電話でのお誘い。

 

やり方はいろいろあると思う。
向き不向きもあると思う。
(クッキーも私も電話はちょっと苦手。開業当初はやってみたが、挫折)

 

82円で、そこそこの枚数で、新しい文章を考えなくてよく(クッキーにとって)、そしてアナログで。
私たちにちょうど合っているのだと思っている。

 

数字のことはよくわからないが、費用対効果もいいんじゃないかしら?

 

あと、2時間施術が増えたのは、このはがきキャンペーンのおかげだと思っている。

 

常識で想像出来ない時間120分をいくらなら受けてくれる?と脳みそをフル回転させた結果が¥12000⇒¥9800だった。
良かったんじゃないかな?

 

はがきを使っての、自分にご褒美のという方がどんどん増えていった。

 

その結果が、80分施術より120分施術の方が多いという結果だと思う。

 

普通120分は想像のかなた。
経験すると「あっという間だった」とおっしゃる。
そしてクッキーに対して「大変でしょう?」おっしゃってくださる。

 

クッキーは「いいえ」と。

 

先日、クッキーが、施術をしてくれた板橋のIさんと「3時間くらい時間をもらえるといいね」と話していた。
「1時間半、1時間半で。途中ちょっとお茶やトイレ休憩などして」と。

 

我らが師匠は昨年末に4時間~5時間の施術法を弟子たちだけに公開してくれた。

 

我々の施術を知っていて信頼してくれてセレブな人?

 

最近起業した、若い彼の顔がふと浮かんだ。健康維持が何よりも大事なようだし。

 

一日一名。施術家もゆったり、受ける側もゆったり。夢の世界ですね。

 

   wisteria

 

 

 

 

| | コメント (0)

坐骨神経痛は体内浄化フルコースで

3月後半非常に施術が忙しく、疲労感が抜けない日々が続いた。



腰の疲労感と左右の坐骨神経痛が出て、
臀部からふくらはぎまでの痛みで歩くのもきつい。



いつもは自己対応でゴルフボールを使い、
殿筋押圧をすれば良くなっていたのだが、今回はなかなか改善しなかった。



見るに見かねた妻が、三水会(足証整体の勉強会)の仲間で、
板橋で開業している飯田まゆみさん(板橋区役所近くの「まごころ」という施術店TEL03-3963-0379)に連絡してくれ、出張施術をして貰うことになった。



湧泉の定休日の3月24日(月)の午後、三時間半の施術を受けた。



三時間半というととてつもなく長い時間の施術と思われがちだが、
全身の疲れを解消する本来の体内浄化フルコースは、これくらい時間をかけて施術するものだ。



湧泉のメニューでは体内浄化フルコースは120分となっているが、
必要な方には延長をお願いしている。



身体全体を副交感神経優位の状態にして、
痛みからくる交感神経反射による筋硬直を最小にして、安定持続圧で緩めてゆくことが大切なのだ。



私の場合、臀部の中殿筋、小殿筋、梨状筋、
腰部の腸腰筋、腰方形筋、



背部から仙骨までの脊柱起立筋、



ふくらはぎのひらめ筋、太腿四頭筋、ハムスト筋などが、
今回の腰痛、坐骨神経痛の主対象だが、足、脚、腹部、腕、首、肩、肩甲骨回り、背部。頭部も施術の必要がある。



仰向けで足から始めて、、脚、腹部、腕、首、頭まで。



次にうつ伏せで肩、背中、腰部、臀部、ハムスト筋、
ふくらはぎのひらめ筋他。



横向きで横頸部、肩甲骨回り、腰部の方形筋、殿筋、
脚の内外側四頭筋、内転筋、ひらめ筋など。



更に仰向けで、頸部のアーチ牽引法とアジャストで首の調整をし、
座位で肩、背,腰の軽い掌打と肩関節の昇緩を行い終了した。



当初は、坐骨神経痛の原因である腰方形筋、中小殿筋、ひらめ筋の
トリガーポイントを的確に捉えられると、ジャンプサイン(痛みの原因である活性化したトリガーポイントを刺激されると、電気が走ったようにビクンと飛び上がるような痛みがおきること)があった。



しかし、トリガーポイントを確認した後は、
ジャンプサインや筋肉の緊張硬直がおきない程度に五割位に押圧の力を抑えて、長い時間の安定持続圧をかけてもらうと、次第に心地の良い痛みになる。



そのうちに腹鳴(気持ちの良い押圧により、副交感神経が優位になり、
胃や腸が動き出しお腹の音が聞こえること)が押圧ごとに鳴り出した。



呼吸がゆったりとなってきて、腹鳴も自動スイッチが入ったように、
押圧なしでもリズムカルになってきた。



いつの間にかうとうとと眠りの世界に入っていた。



「先生終わりましたよ」の声で目が覚めた。



施術ベッドから起き上がり、歩いてみると腰も足も痛くない。



その後も辛かった坐骨神経痛は治まっていた。


坐骨神経痛の原因のトリガーポイントは鎮静化しても、再活性化することの方が多い。

再活性化する前に予防の必要がある。
念のため一週間後に再度三時間半の体内浄化フルコースをお願いし、受けた。



4月も半ば相変わらずの忙しさは続いているが体調は快適である。

                              クッキー

 

| | コメント (0)

湧泉の整体

湧泉の整体は安定持続圧という押圧法がメインの施術です。
カイロプラテックなどの関節をボキボキ鳴らしたり、
マッサージなどのモミモミ、ユサユサなどの手技は用いません。
                      
筋組織は外部からの刺激に対して防衛反応を起こし、
筋組織を硬直させて身を守ろうとします。


筋組織が硬直した状態で、強く揉んだり、
圧をかけすぎると、組織を傷つけてしまいます。


その時は血行がよくなり気持ちが良くても、
徐々に炎症が起きて後から筋組織の硬直が始まります。
いわゆる、揉み返しです。


この状態にならないように適度な圧をかけ、
圧を安定して指先の筋組織が緩んで来るのを
指で感じるのをじっと待つのが安定持続圧です。


ゆっくりとした、痛くない、安定持続圧により、
響きが伝わるように圧が浸透し、
細胞の中の原形質の流動が促進されます。


この原形質流動の状態は細胞間で伝達、同化され、
身体の離れた部位まで伝わります。


筋肉は軟化し、リラックスして、
本来の生命維持活動を担う、
副交感神経優位の状態になります。


身体を休息させ、自己治癒力、

修復システムを回復させるのです。


呼吸が整い、筋肉の余分な緊張がなくなり、
消化器の動きが促進され、
胃や腸の動きだす音が聞こえてきます。


「湧泉の施術は揉み返しがありませんね」と言われます。
それが湧泉の誇りです。

| | コメント (0)

湧泉の整体・・・4「呼吸に合わせてゆっくりと」

「湧泉のメニュー(施術内容)」の中に

「全身のつぼにそって呼吸に合わせてゆっくりと施術するので、

身体の緊張とこりがほぐれ、血行が促進され、安らぎの状態になります。」

という施術の説明があります。

「呼吸に合わせてゆっくりと」

整体の押圧のリズム、テンポを表現したものです。

湧泉の整体は安定持続圧という押圧法がメインの技法ですが、

その押圧にはゆるやかな一定のリズムが必要です。

                                       

当初から、このメニューに表現したように

「呼吸に合わせてゆっくりとをかなり意識して

押圧のリズムをとっていました。

お客様のの呼吸に合わせて呼気(息を吐く)時に圧をかけ、

吸気(息を吸う)時に指の圧を引くことを心がけていました。

息を吸うときは身体に力が入り、押圧に対して抵抗が生じやすく、

息を吐くときは、身体の余分な力が抜け、押圧が深く浸透するからです。

                                 

以前から、足の施術の時にも、

お客様に「反射区を押圧するときに息を吐いてください。

そのほうが痛くなく、効果も上がります。」

と言っていました。

身体の防御反応がやわらぎ、筋緊張がとれるので

痛みが緩和されるだけでなく、気血の流れが良くなり、

圧が深く浸透して、副交感性の反射効果が得られるからです。

施術者も押圧するときに息を吐きます。

施術される側と施術する側の呼吸が合うのです。

                                 

足の施術が終わり整体に取り掛かっても

まだ呼吸が浅くて速いお客様には、

「押圧するときに息を吐いてください」と声をかけることもありました。

呼吸のリズムが速い人は、身体に緊張があり、交感神経優位の

状態の方が多いので、押圧にあわせて呼吸をしてもらいながら、

少しずつ押圧の間隔をゆっくりめに導いてゆくのです。

押圧に合わせて呼吸をしていると、吐く息の方が長くなり、

徐々に深くゆっくりした呼吸になるのに連れて、緊張がほぐれ、

安らぎの状態である副交感神経優位になるのです。

                                   

この方法はずいぶんと効果がありました。

後で気づいたのですが、

この方法は、お客様を施術を受けるのに適した状態に導くだけでなく、

施術者である私自身の呼吸を整えて、

施術に適した状態に導いてくれていたのです。

丹田に気が集まり、あるいは腰が据わった状態で、

全身に筋トーヌス状態を作ってくれていたのです。

                              

筋トーヌスというのは、無意識的に静止したり、

機械的な動作を繰り返す時の状態です。

お客様の身体を押圧するのに、手指で押圧しているという意識が無くなり、

おおまかで、ゆったりと身体全体を協調した動作で、

柔らかく相手の身体の内部にもたれていくような態勢なのです。

日本の武道、古典由来の導引吐納法、ヨガや太極拳などにも

通じるものだと思います。

                                  

指圧の大家故増永静人師は

施術を通して相手と一体になる「生命共感」ということを

とても大切な事だといっています。

相手の感覚が判別性感覚から原始感覚に変わり、

施術者の感覚も原始感覚になった時、一体感が生まれ、

相手の身体の状態を自分のことのように感じる自然体の施術ができるといいます。

(判別性感覚とは、

大脳の新皮質の発達により、外界の異常を敏速にキャッチして

これに対応する行動を用意するために発達した感覚。

原始感覚とは、

より古い系統に属する基本的生命活動に緊密に結びついている感覚。)

                             

常にできるわけではないのですが、

相手の悪いところが自分の病気のように響いてきて、

手指を通して自分の身体に痛みのようなものを感じることがあります。

「ここが痛みますね」と言うと、「そうなんです、なんでわかるのですか」と

驚かれます。

「呼吸に合わせてゆっくりと」は私の施術の基本です。

                                

この方法を続けていたのですが、さらに素晴らしい方法に出会いました。

次回の「一次呼吸」で述べたいと思います。

                              2010/07/25

| | コメント (0)

湧泉の整体 ・・・ 3「安定持続圧」

安定持続圧

湧泉の「足つぼと整体」は安定持続圧という押圧法がメインの施術です。

カイロプラテックなどの関節をボキボキ鳴らしたり、

マッサージなどのモミモミ、ユサユサなどの手技は用いません。

                                 

押圧も、いきなり強い力を加えず、徐々に力の限界点を探っていきます。

力の限界点とは、押圧により筋組織が緊張、反発してくる一歩手前の

力加減の事です。

筋組織は外部からの刺激に対して防衛反応を起こし、筋組織を硬直させて

身を守ろうとします。

筋組織が硬直した状態で、強く揉んだり、圧をかけすぎると、

組織を傷つけてしまいます。

この状態にならないように、ゆっくり、じっくりと圧をかけ、 

圧を安定して指先の筋組織が緩んで来るのを指で感じとるまで

じっと待つのが安定持続圧です。

                                

筋組織が硬直した状態で、強く揉んだり、圧をかけすぎると、

その時は血行がよくなり気持ちが良くても、徐々に炎症が起きて

後から筋組織の硬直が始まります。

いわゆる、揉み返しです。

                                

世の中には揉み返しがあるのは効いている証拠だと

誤解している人もけっこういます。

また、刺激になれて、より強い刺激を要求し、

施術中や、直後の快感を求めてしまう人も多いのです。

施術者も功をあせり、時間内に成果を上げようとして

力を入れすぎたり、急ぎすぎたりで失敗する事があります。

                                

先日看板を見て、中年のご婦人が初めて来店されました。

「酷い肩こりと腰痛、足の筋肉が張って辛い」とのことで、

80分の施術をしました。

施術が終わってすぐ、不思議そうな顔をして

「先生は揉まないのですね」と言われるのです。

「今まで行かれたところはどんな施術でしたか?」と聞くと

「強く揉んでくれた」とのこと、

「揉み返しはありませんでしたか?』と質問すると

「翌日、脚などは山登りをした後のように張ってパンパンになります」

と当たり前のように言われるのです。

そして物足りなさそうに帰られました。

                                

湧泉を初めて6年経ちますが、施術直後に言われたのは初めてでした。

これも必要な経験だと思いました。

「湧泉の施術は揉み返しがありませんね」と言われます。

それが湧泉の誇りです。

さらに安定持続圧の施術を続ける意思を強く持ったしだいです。

                                     2010/07/15

| | コメント (0)

より以前の記事一覧