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2024年8月 2日 (金)

精神、神経の緊張と深く係わる斜角筋

 

 

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斜角筋は首の両側にある片側3つ、まれに4つの小さな筋群です。それぞれの筋はそれぞれが分岐していて、いくつかの頸椎に付着しながら鎖骨の内側を通り上位二肋骨付着して終わります。

 

斜角筋の主な働きは頸部を安定させたり動かしたりすることと、胸式呼吸をするとき、息を吸うために両側の上位二肋骨を引き上げることです。

 

人はゆったりした時や安心しているときに横隔膜を使う腹式呼吸になります。

 

反対に緊張したときや、パソコンなどに向かい、腕を前に突き出しての長時間の前傾姿勢を続けていると胸式呼吸になり、斜角筋に負荷がかかり、トリガーポイントを悪化させます。

 

精神的に緊張している人や、神経性の過呼吸になっている人、風邪などによる咳、喘息や肺気腫の患者さんなどは、呼吸が速くなり、胸式呼吸になり、斜角筋を激しく過度に使います。

 

斜角筋は主に片側三本の筋肉です。

 

一番前にある前斜角筋は、胸鎖乳突筋と頸椎の間のありほとんど胸鎖乳突筋の下に隠れています。
その下に迷走神経が通っています。胸の筋肉に行く神経の通り道でもあります。

 

中斜角筋は前斜角筋の後ろ、横頸部にあります。近くを胸部、肩、腕にいく神経の通り道があります。

 

後斜角筋は、中斜角筋の後部、鎖骨の上、僧帽筋の上端のすぐしたにある三角のくぼみあり、第二肋骨に付着しています。背中の筋肉に行く神経の通り道にあります。

 

四番目の最小斜角筋は誰にでもあるわけではなく、稀に前斜角筋の後ろに垂直に走っています。

 


斜角筋のトリガーポイントは胸部、上背部、肩、腕、手の痛みや痺れ、肩関節の動きの不具合などの根本原因であることも珍しいことではありません。

 

神経圧迫による関連痛が多いので上半身のかなり遠くまで痛みや筋硬直を送ります。

 


斜角筋にトリガーポイントができる原因の多くが過度の緊張や緊張などによる胸式呼吸によることです。

 

そのトリガーポイントが上半身の痛みだけでなく、さらに、安らぎの副交感神経である迷走神経の流れを阻害し、緊張を増長させ、交感神経を優位にして、更に緊張状態を悪化させます。

 

悪循環を起こしていることが多いのです。

 

 

湧泉の施術はゆったりとした安定持続圧で、身体をやすらぎの副交感神経優位に導く施術です。

気持ちの良い押圧施術で副交感神経が優位になりお腹の動く音がしてきます。

 


でもお腹の動く音がなかなかしない方がいます。

 

そんな方のほとんどが首の斜角筋がコチコチ
に硬く過敏なトリガーポイントがあります。

 

斜角筋への押圧施術だけでなく、うで、胸、背中や、腹証(ゆっくりしたお腹への押圧施術)などをおこないます。

 

気持ちの良い安定持続圧で時間をかけて斜角筋などのトリガーポイントが非活性化するのを待ちます。

 

多くの方が眠りに入ります。その効果で、副交感神経である迷走神経の流れが促進され、消化器の蠕動運動が促がされ、グルグルとお腹の動くおとが聞こえてくることが多いのが特徴です。

 

 

グルグルとお腹の動く音が聞こえてきます。

 

呼吸がゆったりとした腹式呼吸に替わってます。

 

緊張が緩んで安らぎの状態になってます。

 

溜まっていたストレスが解消されていきます。

 

施術を受けた日の夜は気持ちよく熟睡して、
さらに回復に向かいます。

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