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湧泉の施術とトリガーポイント

 湧泉の施術は安定持続圧という超長押し技法によって大きな効果を上げていますが、

その効果をさらに高めているのが、トリガーポイント理論です。

 

 トリガーポイントとは身体の慢性痛の原因のかなり大きな割合を占めています。

慢性腰痛の85%、坐骨神経痛の90%がトリガーポイントが原因だといわれています。

長年の施術を通して、私もそう思います。

 

 筋、筋膜の筋繊維にできる微細な硬結部位で、属する筋肉を短縮、硬直化させる神経信号を発生します。

これが慢性痛を引き起こすのです。

 

 慢性痛まで引き起こしたトリガーポイントは形状記憶装置としていつまでも残ってしまいます。

波はあっても、何年もつらい痛みが同じ部位に続きます。

 

 手技などで非活性化させて痛みを軽減することはできるのですが、

使い過ぎや、負荷が過大にかかるとまた活性化してきます。

同じ部位がいつも痛んでくるのは、慢性痛の主役であるこのトリガーポイントの仕業です。

 

 トリガーポイントは圧力を加えると電気的活動が増し、痛みと硬直が生じるます。

おかげで、手技、特に指の感覚で熟練は必要ですが、トリガーポイントを的確に診つけることが可能です。

的確に当てればかなりの鋭敏な響きや痛みが生じるので、クライアントに聞いて確認することも可能です。

 

ジャンプサインと呼ばれる身体のビクンとなる反応が起きる場合もあります。

痛んでいる部位を刺激されると押圧に対して硬化する、 筋性防御という筋肉の本能的な反射もあり、

的確に施術部位が解るので、効果的な部位の施術、手技ができるのです。

 

 筋、筋膜のトリガーポイントのできる部位はかなり正確に人間に共通して類似するものです。

素晴らしいマニュアルがトラベル博士とシモンズ博士のおかげで出来ているので助かります。

おかげで、熟練すれば迷うことなく正確にトリガーポイントを捉える事が出来るのです。

 

 トリガーポイントの施術は見つけるときの押圧では痛いので、50%位の押圧に変え、安定持続圧に移ります。

安定持続圧を続けていると、お腹の鳴る音がきこえ、硬直が緩み、トリガーポイントは沈静化し痛みが治まります。

 

 

 

 

 

 

 

 

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