トリガーポイント3・・・トリガーポイントの定義
トリガーポイント3・・・ トリガーポイントの定義
「押すと鋭い痛みを感じる過敏になった限局性のスポットで、
筋組織の触診可能な索状硬結上の結節の中に存在する」
これがトラベル博士とサイモン博士のトリガーポイントの定義です。
トラベルとサイモンは、トリガーポイントを、
『人類の災難の源』と表現し以下のように述べています。
・トリガーポイントは、子供から大人まで誰にでも発生する。
・身体中の筋、筋膜のどこにでも発生し、広範囲に障害を及ぼす。
・痛みの85%はトリガーポイントに起因している。
・非活性化して痛みがなくても、なかなか消滅せず、潜在して存在し、
わずかなストレスや緊張により、再活性化して長期にわたって痛みを繰り返す。
・潜在性トリガーポイントは生涯に渡って蓄積され、
老化に伴う関節の硬化や可動範囲の制限の主原因になる。
・潜在性トリガーポイントの硬直化により、
常に筋が張っていれば(コリ)、若い人でも筋の付着部に過剰なストレスがかかり、
関節の回復しにくい障害や関節炎の原因になることもある。
・トリガーポイントは関連痛という、
トリガーポイントと離れた部位の痛みを発生させることがある。
・トリガーポイントには、責任(キー)トリガーポイントと サテライトトリガーポイントがある。
・責任トリガーポイントは痛みの発生の主原因であり、
サテライトトリガーポイントは、責任トリガーポイントの影響で、
痛みに関連する部分に付属的にできたトリガーポイントである。
・サテライトトリガーポイントも、 さらにサテライトトリガーポイントを連鎖的に発生させ、
身体の広範囲な部位に影響することもある。
・責任トリガーポイントの鎮静化によって、
サテライトトリガーポイントが非活性化し、消滅することもある。
・トリガーポイントは痛みや関連痛だけでなく、
身体の多くの不調の原因になる。また多くの誤診原因である。
・筋硬直による血管や神経の圧迫により、むくみ、しびれ、冷感、灼熱間、過敏を生じる。
*自律神経系への影響がある。
・身体の痛みの他、多くの症状の原因になっていることがある。
たとえば、頭痛、めまい、耳鳴り、難聴、頭痛、かすみ目、複視、涙の分泌過剰、眼瞼下垂、慢性鼻汁、
発話障害、記憶障害、集中力低下、失読症、鳥肌、食欲不振、不整脈etc.
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