トリガーポイント1***トラベル博士
トリガーポイント1***トラベル博士
坐骨神経痛は、以前は、腰椎の椎間板ヘルニアや脊椎間狭窄症などが主原因だと言われてきました。
いまでも、整形外科医の多くがそういう見解で治療や手術を行っています。
しかしアメリカでトラベル博士、サイモン博士などにより、 トリガーポイントの研究が進んだ結果、
最近になってやっと、トリガーポイントが慢性痛の原因の多くを占めていることが解ってきました。
坐骨神経痛のみならず、
一般的な痛み、そして原因不明の身体の不調の大半は、トリガーポイントが原因だということです。
つまりトリガーポイント(筋筋膜の索状硬結という筋肉組織にできる固いシコリ)
が原因で痛みが起きているということが解ってきたのです。
坐骨神経痛と呼ばれる症状のほとんどが殿筋にできたトリガーポイントによる関連痛です。
Dr_travell
トラベル博士(Janet G Travell,M,D.1901-1997)は、
大統領になる前からのケネディ大統領の主治医でした。
ケネディは日常生活もままならぬほどの腰と背中の痛みで苦しんでいました。
トラベル博士は、彼の痛みを取り除き政治活動を可能にしたのです。
そして、請われて大統領の主治医としてホワイトハウス入りしました。
次のジョンソン大統領の主治医も務めました。
そして生涯をトリガーポイントの研究と治療に捧げたのです。
60歳代でホワイトハウスでの仕事を退いた後も、
トリガーポイントと療法の臨床治療、研究、教育に 30年近く精力的に取り組みました。
「トリガーポイント」の名付け親です.。
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