地図の読めない私
「話を聞かない男、地図が読めない女」という本が2000年の初めの頃ベストセラーになった。
今日の私がまさにそうなってしまった。
武蔵野年金事務所に行かなきゃいけない用があった。
まずは、渋谷区役所で母の戸籍謄本をとる。
次に三鷹で私と母の住民票をとる。
それらを持って、武蔵野年金事務所に行く。
渋谷区役所は結婚前の私の本籍地だから、何かと行って居たところ。
何の迷いもなくちゃちゃと坂を上っていた。
「あれ?変?シートで囲われている?」
囲っている塀に小さな移転先の地図が書いてあった。
地図が読めないのは日ごろから自覚している。
だから、丁寧にみた。
そして、行き先は原宿と読んだ。
明治通りを渡ってその少し先の左側、と理解した。
ぶらぶら散歩するにはいい距離だけど、これから先の用事のことを思うと気が遠くなりそう。
タクシーを拾い、行き先を告げる。
「渋谷区役所の仮庁舎まで行ってください」
「不慣れでよくわからないのですけど」といいながら私の思って居る場所に向かって走ってくれた。
原宿の駅を背にして、明治通りを越した左側。が私の理解した場所。
ロエベ、ルイヴィトン、シャネルその他いろいろ・・・
有名ブランドブティックだらけ。
仮庁舎らしきものはない!!
「ここからは、港区になりますけど」と言いながら親切な運転手さんで、降りて誰かに聞きにいってくれた。
結果、まったく反対の方向に来ていたようだ。
この時ほど、スマホがあればと思ったことはない。
渋谷に不慣れな運転手さんがおろしてくれたところがひょっと上をみたら、渋谷警察!!
おまわりさんも仮庁舎を知らなかった。
何人かのおまわりさんに聞いてくれてやっとわかった。
宮下公園の近くだった。
姉とよくぶらつくところだった。
汗びっしょりになりながらやっとたどり着いた。
あまりにいろんなことがあったので自分の昔の本籍地の番号が飛んでしまった。
帰ろうかな?
出直してこなきゃいけないかな?
とまで思ったけど、「あの~」と相談してみた。
「大丈夫ですよ。色々聞かせていただきますけど」と係の人に言ってもらえた。
父の死亡年月日や母の旧姓や色々聞かれたけど、親切だった。
ちょっと待ったけど何とかなった。
その後の2ヶ所は無事に行けた。
用も無事に済んだ。
皆さん親切だった。
こういう時ってどうすればいいんでしょう?
今の人は、スマホで調べるのでしょう、きっと。
(湧泉に戻ってやったことは、パソコンで調べたことですもの。
「渋谷区役所仮庁舎」のキーワードで。)
ない人は?
今思ったのは、工事現場の人に聞けばよかったのかも。
へたげに地図なんぞを見たのがいけなかった?
おばさんなんだから、口があるんだから、日本の中なんだから(外国じゃないんだから)聞けばよかったんだわね。
疲れた~~~
wisteria
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