成年後見制度とその手続き
5年前、父が亡くなったとき、相続の手続きをしてくれた税理士さんが「お母さんは、もう高齢でいらっしゃるから、不動産は、あなたたちご姉妹の名義にしたらいかがですか?」と言われた。
その時、母は、「私の存在がなくなるようだからそれだけは、いやだ」と主張した。
私たちも無理してまでも・・・と気楽なつもりで母の希望通りにした。
あれから5年が経ちこんな大変な思いをするとは・・・
税理士さんの言うことを聞いておけばよかったと後悔しきり、の今。
4ヶ月前にも書いたが、実家を売らざるを得ないと決断した。
その為には、90数歳の老人の判断は、困るとやんわり不動産屋に言われた。
ということは、成年後見制度を使うしかない?
言葉としては聞いていたが、どこでどういうことをすればいいかは、まったくわかっていなかった。
インターネットで調べてもわかりにくく(説明する側は丁寧つもりでしょうが)何から手をつけていいかさっぱりわからない。
思い余って姉と母の園の副園長に相談した。
さすが、たくさんのことを知っていらして適格に順序だって教えてくれた。
自分たちでするか、多少の費用をかけても専門家に頼むかの選択肢からのスタート。
ああだこうだ、と二人で考えた(専門家に頼みたいのは、山々だけど、お金が心細い!!)
障碍者の成年後見をしている人が姉の友人にいるらしいので、その人に聞くことにした。
お礼は、「打ち合わせの食事代でいい」と言われたので。
立川家庭裁判所で書類をもらい、姉が友人に書き方やら、色々おそわった。
教わったこと、16~17項目あった。
ぶぎゃ~。
お互い、出来ることを分担してやることにした。
自分たちの戸籍謄本、住民票を取ったり、母の住民票、戸籍謄本をとったり、母の両親・兄弟の生年月日、死亡年月日を調べたり、
母の不動産登記を法務省で調べたりと。
後は、医者の診断書、母の年金や、手持ちの預金等の細かなものの書類書きと証書類のコピーなどなど。
11月3日に下書類が整った。
来週、姉が友人に見せ、大丈夫だったら、立川家庭裁判所に提出、その後、面接となるようだ。
知らなかったので「めんどくせ~」ことをたくさん頑張った姉と私。
でもあの時、知っていて、強引に母の意にそむいてやっていたらどうなっていたかな?
「相手の気持ちを大切に」の父の考えの中で育てられた私たち。
だから、子供たちにもそうしてきたつもり。
だから、「まっ、いいか」ですかね。(終わりよければ、すべてよし?)
まだ、終わってないか!!
後見人になったらなったで、確定申告のように、毎年、日々の金銭報告をしなきゃいけないようだ、けどwww
wisteria
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