愛犬の葬儀
長男夫婦が飼っていた『みかん』が亡くなった。
14歳です。
メスのポメラニアン。
結婚と同時に彼のところにきた。
彼らが、お嫁さんの実家の田植えの手伝いや法事などのときは、我が家に預けていった。
ふわふわの小っちゃいのが3,4日うちに来る。
会話の少ない老夫婦にはひとときの安らぎの日々。
「ご飯あげた?」「うん」
「散歩、行ったから」「わかった」と言った具合に。
2年ほど前に、頸椎に支障が起こり、徐々に動けなくなり、座布団で支えられながらの日々になった。
食事はもちろんのこと水も自力では摂れず、鳴くことをこちらが推測して行動すると言う日が続いた。
それでも、ずっと元気だった。
私は、自分の母と同じに「動けないけど元気じゃん」と冗談を言っていた。
ところが、神さまは「もういいよ。よくがんばったね」と言ってくれたよう。
動物病院の先生も、「動物は、動けなくなると寿命が短くなるのです。だけど、みかんは2年もよくがんばったよね。あなたたちもよく看病したよね」と言ってくださったよう。
私も心からそう思う。
亡くなったのが、長男が休みの日だった。
だから、動物病院に駆け込んで、最後を看取った。
その分、ショックも大きく、涙が次から次へとでるよう。
私も20数年前、飼っていたヨークシャーテリヤを亡くした時そうだったから、悲しむだけ悲しむしかないと思っている。
葬儀に向けて、お嫁さんが、ダンボールでお棺を作り、お花をまわりにいっぱい飾った。
口元には、大好きだったりんごを入れて。
2日後、お医者さんが紹介してくれた慈恵院というお寺で焼いてもらい、お経をあげてもらった。
立派なところだった。
そこの住職さんが、おっしゃった「100日間しっかり悲しんでください。その後、泣いていると成仏しませんので」と言われた。
彼にとっては、8年間一緒にいた娘みたいなもの。
私たちにとっては、孫みたいなもの。
細木数子さんや江原啓之さんは、動物と人間はきちんと分けなければいけないと書いている。
私もそう思う。
思うけど、少しだけは、許して欲しい。
家族だったのですから。
合掌
wisteria
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