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「黒霧島物語」を読んで

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なぜこの本を読んでみたいと思ったか?



数年前、長男が「『黒霧島』が生協に売っているよ。友達に送ってあげよう」と言っていたのを思いだしたから。
(地元では売り切れだと言ってたかな?)

 

彼らは、春、姶良市の祖父母の元に遊びに行くとき、必ず、霧島に働いている、若いころの友人家族に会っていた。


若いころ一緒にバンドを組んでいたのかな?
ある時、父親の仕事を継ぐために実家に帰った。
その帰った所が、霧島だったということのよう。

 

そんなことで、鹿児島に疎い長男が、そのころから父親に鹿児島のことを聞くようになった。

 

クッキーは、「焼酎で産湯をつかったのではないかと思えるほどの焼酎党」
ところが、息子たちは、お相手が出来るまでは、家では、一切酒を口にしなかった。

 

父親の酔いつぶれ、酩酊をいやというほど見せられたからじゃないかと私は、密かに思っている。

 

長男は、ワイン。
次男は、ビール。
(彼らは、焼酎は口にしない、不思議。)

 

この本には、霧島酒造の成り立ちから、こんにちに至る歴史がていねいに書かれている。

 

地元では、「芋臭さ」が好かれるが、全国に出ていくためには、「芋臭さ」をどう払拭していったかの課題の研究。
焼酎といえば、麦「いいちこ」全盛時代の中での販売努力など。

 

研究、工場、営業そして地域活性化を求めて進んでいった企業の物語だ。
そして、地域の芋で作り、地域の水を使い、若い人たちが、働けるところを作って行ったのが成功の元のようだ。

 

書きながら思い出した。



60数年前、父が東京から、鹿児島に赴任した時の焼酎は、砂糖を入れなければ飲めないほど辛かったようだ。
芋臭さは相当なものだったらしい。

 

時は過ぎ、「トロっつ!キリっつ!」とスッキリした飲み口が、女性に大人気のようだ。

 

先日、台所を見ると、「芋臭くなければ、焼酎じゃない」と言っていたクッキーの焼酎が黒霧島であることを発見(芋は、芋ですけど)。
ビックリ!!

 

ちなみに、『黒霧島』は、宮崎県都城市の産物です。
    wisteria

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