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女のおしゃべりは、情報交換

母のレントゲン撮影のつきそいで病院へ行き、母を園へ送り届けた帰り、同じフロアーのデッキガーデンで何やら作業する人が。



そこそこ広いデッキガーデンには、春にはチューリップ、夏にはゴーヤの緑のガーデンが繁り、秋にはホトトギスなどが咲く。
車椅子を押し、花の好きだった母との憩いの場所だ。



何を植えているのかな?と近くに寄り声をかける。



振りむいた人の胸には「ボランティア○○」の名前が。



納涼会、音楽会そして文化祭のときにボランティアの名札をつけた人を見かけたことは、あった。
(園芸のお手伝いもあり、なんだ。私もやってみようかな?自分ちのベランダすらままならないのに無理だって!)



「何を植えているのですか?」私。
「ムスカリです。かわいいでしょ?」と見せてくれた。



「北海道に母と兄がいます。こういう施設にお世話になっています。毎日行けないので、せめてこういうことでお役に立ちたいと思いまして」とおっしゃった。



ふと、私の友人で九州にお母さんがいらして、いつもお世話できないので、ヘルパーの資格をとって三鷹のお年寄りをお世話しているという人を思った。
(経済的には全然必要のない人なんだけど)



「自分たちもこんなところに入れたらいいですよね」
「そうそう(最近ますますそう思っている)」私。



「でも、4月から介護のやり方がかわるから、どうなるかですよね」
「何がかわるんですか?」私。



「国から、地方自治体に変わるんですよ」
「へぇ~(詳しいことは知らなかった。知らなきゃ)」私。



こんなことを、10数分しゃべっていたでしょうか?



仕事の手を止めさせてしまって悪いと気づき、失礼した。



母の病気のことでちょっとめげていた気持ちがしゃべることで少し晴れた。



自転車をこぎながら、「昔から井戸端会議というのがあったわね」と思いだした。
  wisteria

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