男の悲哀
今日行った病院でのこと。
診察が終わって帰ろうとしたとき、後ろからお母さんの声で「スリッパ!!」と。
ふっと顔を上げると、目の前にスリッパのまま外へでた年長か小1位の男の子と、目があった。
照れくさそうな男の子がそこにいた。
私、「ありよね」の思いでふふふと笑った。
その後ろから、「っつたくも~。そのまま帰るつもり!\(*`∧´)/」のお母さんの声。
そして、ぐちゃぐちゃ怒っている。
一緒にいた3歳ぐらいの女の子は、お兄ちゃんの脱いだスリッパを重ねて下駄箱にしまっている。(大人の顔色をちゃんと覗って)
お母さんは、「○○ちゃんいい子ね~。」と盛んに妹を褒めている。
妹は、調子に乗って自分のものもしまい、お母さんの分までも。
お母さんは、ますます褒める。
そして、三人は、出てすぐの目の前にあった自動販売機でジュースを買うことになったよう。
主導権は妹にありそう。
わきで、自分のことを無視されているお兄ちゃんの背中が、さびしそーだった。
男の子ってそんなもん。
そんな男の子とつきあって30数年。
今は、すっかり彼らの優しさに触れている私。
「うっかりだけなのにな~。そんな怒らないでのんびりつきあえば、きっといいことあるのにな~」と思いながら湧泉に帰ったのでした。
そして、最近買った本、高濱正伸著「お母さんのための『男の子』の育て方」を思い出していた。
「そもそも男の子はお母さんとはまったく違う生き物です。『男の子ってわからない』とイライラせずに、おおらかに見守って下さい」とあります。
お薦めです。
wisteria
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