兄弟
2,3日前に「舟を編む」という映画をテレビでやった。
時々行く本屋にも並んでいた。
「舟」って何?
「編む」って?
そのうち、『本屋大賞』をとったとの帯がつきだした。
小説が好きってわけではないので、ふ~んという感じだった。
本屋大賞とは、「全国書店員が選んだいちばん! 売りたい本」というらしい。
今、芥川賞や直木賞よりこの本屋大賞をとった本の方が売れているらしい。
2012年の本屋大賞。
2013年の映画化
2014年の日本アカデミー賞で「舟を編む」が、第37回日本アカデミー賞で作品賞含む6冠をとった。
私のアンテナにひっかかったのは、最優秀主演男優賞をとった、松田龍平という俳優。
去年の『あまちゃんのマネージャー水口役』で一躍有名になった。
私は『まほろ駅前多田便利軒』でちょっと知っていた。
松田優作の長男。
弟は松田翔太。
松田翔太を知ったのは「花より団子」の西門総二郎 役 で。
おととしのNHKの大河ドラマ「平清盛」の後白河天皇役で。
最近は「宮本武蔵」での吉岡清十郎役で。
映画はなかなか見に行けないけど、テレビドラマは好き。
ぼ~と何も考えずにしている至福の時。
そんな中、人間観察がちょっとあるかな?
この兄弟、同じ親から生まれてきたのになぜ、こうも感じが違う?
役柄だから?
本当は違う?
などと、色々考えているうちに、むか~しのことを思い出していた。
わが子たちのことを。
「何でこうも違うの(かたやじっとしていない。かたや大人しい)?」
「かたや運動音痴、かたや運動好き」
「理科系、文科系」
「二つを足して2で割ったら丁度いい!」と何度思ったことか。
大人になったら、じっといてない方がおっとり静かに。
大人しい方が活発で熱血漢に。
いろいろ、いろいろあった40年。
どこでどうかわったのか。
これからもあるでしょう。
こうやって書いてきて、今、わかったこと、問題は私にあったんじゃないかって。
『人間なんて同じなんてあり得ないのに、同じであってほしいと思ったってこと』
それで、日々悩み、じたばたしてたってこと。
馬鹿だよね。
今、自分が、一つだけ偉かったと思えるのは、『比較すまい』と努力したこと。
結婚前に勤めていた学校の主任の先生が教えてくれた言葉、「子供は3人がいいよ。無理だったら比較しないようにね」がずっと耳の奥に残っていた。
同性だと特にね。
自分の経験から、大人しく優秀な姉とお転婆でやんちゃな私、いつも比較された辛い思いがあったからね。
幸せなことに両親からは、比較されなかったから今の人を信じる私があるんだけどね。
一つの映画でぐちゃぐちゃとこ~んなことを考えた。
wisteria
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
最近のコメント