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2014年3月21日 (金)

パパの優しい言葉

2歳半くらいの女の子がパパと来店した。
パパも初めて、彼女も初めて。



ママは下の子と数回来ている。



「パパっ子なんで」との話は聞いていた。



『泣かれたらどうしよう?』
『慣れなかったらどうしよう?』
『施術が出来なかったらどうしよう?』と思いながら、なるべくパパから離れないようにした。



パパの着替えは施術室で彼女も一緒に。
(着替えのカーテンを閉めたとたん「ワーン」はよくあること)



足湯の時も彼女はパパのひざの上で。
そのあと、足湯のブクブクが気に入りひざから降りちょこちょこ触っていたけど。



パパが横になると隣の椅子にちょこんと座って見ていた。
さすが、女の子。



「何かしたいことがあったら教えてね」と言って私は自分の仕事をする。



しばらくすると「お菓子が食べたい」と言う。



持ってきたアンパンマンのビスケットをお皿にだし、抱えさす。



アンパンマンの顔が書いてあるビスケットだ。



ドビンちゃん?バイキンマン、カレーマンと小さな口で教えてくれる。



「お水飲む?」
「うん」



それから、一気に慣れ始める。



「書き書きする」と椅子に座り何かを書こうとする。
白い紙にクレヨン、鉛筆、ボールペンを使ってグルグルを始める。



テーブルの上にあったミニスタンプがお気に入りになり、絵の脇にポンポンポン。



そんなこんなのうちにパパの施術終了。



「初めてのところでこんなに慣れたの初めてです」ってパパ。



玄関で、「バイバイ」と言ったら知らん顔。
そうしたらパパが、「帰りたくなかったり、別れたくないと知らないふりをするんです」と。



うれしかったですね。
優しい言葉ですね。



こんな優しいパパだから、こんなに小さくてもパパにくっついているんですね。
    wisteria

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