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「それでも日本は『戦争』を選んだ」加藤陽子著  朝日出版社を読んで

Dsc02015 

この本を何で知ったか?

Dsc02016 

THE BIG ISSUE JAPANビッグイシュー日本版 220号で知った。



JAPANビッグイシュー日本版を知ったのは三鷹のたべもの村と言う食事処で。
ビッグイシューは「ホームレスの仕事をつくり自立を応援する」とのことで作られ、ホームレスの人たちが2週間に1度、街中で売っている雑誌だ。



JAPANビッグイシュー日本版のことは、いずれ気が向いたら書きたい(本の紹介は難しいけど、素晴らしい本なのでたくさんの人に知ってほしい)



話をもどして。
題名にびっくりした。
歴史にうとい私がずっと知りたいと思っていたことだったから。



人は戦争は嫌いなはずなのに(違う人もいる?)「それでも日本は『戦争』を選んだ」の題名は、私全体を「なぜ???」の中に放り込んだ。



すぐ、図書館にあるか調べ、即、借りた。
借りたはいいけど、ややこしく、難しすぎて、2週間じゃ読みきれなかった。
それで、買った。



今でも読みきれてない。



海堂尊の本や村上春樹の本のようにワクワク、ドキドキして読める本じゃないから時間がかかる。
じゃなくても遅読の私。



加藤陽子さんは、1930年代の外交と軍事を専門とする東京大学の教授だ。



現代は、1930年代に良く似ていると言われる。



じゃ1930年代とはどんな時代?



1929年に世界恐慌が起き、その後日本は1937年に始まる日中戦争を経て太平洋戦争へと突入していく。



現代そしてこれからの日本がそうならないためにはどうすればいいかを神奈川県の栄光学園の学生17名と、2007年の正月に一緒に考えて、出来た本だ。



だから、わかりやすくなっている。これからの若い人向けに書かれた本だ。(中高年にもどうぞ、となっているが)



歴史は暗記だと思って苦手意識を持っていた数十年。この本は、一人ひとりの言葉を丁寧に拾って掘り下げている。



人の言動に興味があり、心理学を学んだ私でも、『人』という切り口から過去の歴史を考えていけるかも?と微かな光を見出したい(くじけそうだから)



湧泉を始めた時、経済がチンプンカンプンだったけど、「私に出来ることって何?」と必死に考え、『人の心理』との方向から経済を語っている人の本をたくさん読んだ。

だから、『人』という視点から、歴史、そして戦争をしない方法を知りたいと思う。

 

THE BIG ISSUE JAPANビッグイシュー日本版 220号の19ページの最後に加藤陽子さんの言葉がある。

 

「日本人は、国家がただ『安全です』と言っても信じないだけの理性は身につけている。あとは外交政策と民間の英知を持ち寄り、本物の備えと裏づけのある『安全感』を確保できれば、戦争への道を突き進むことは防げるのでないでしょうか」と。

 

 

今、私に出来ることは何?を絶えず問いかけている。

 

wisteria

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