『本当は怖い動物の子育て』を読んで
先日「「本当は怖い動物の子育て」と言う本を知った。
新聞の書評だったか、雑誌の宣伝だったか忘れたが。
今まで何度も、虐待のニュースを聞き読むたびに何も出来ない自分に不甲斐なさを感じていたから。
また、書評?に和歌山のパンダのことが書いてあったから。
先月、次男夫婦から「和歌山のアドベンチャーワールドに行ってパンダを見てきた」と写メをもらい、「えっ?パンダって上野だけじゃないんだ~」もこの本を手に取ったきっかけだった。
(今度、大阪に行く時はここに連れて行ってくれるって。楽しみ!!イルカもいるって。)
早速読む。
新書だから敷居が低い(中身濃いけど)
竹内久美子さんの本は、きっかけは忘れたが結構持っている。
週刊文春の「遺伝子が解く!」は病院の待合室で楽しく読んでいたものだった。(今もある?たくさん文庫になってはいる)
この本の「はじめに」にこの本を書いた理由が書いてある。「動物たちは立派に子育てしているのに、今の若い人たちといったら・・・」に対する考えや、疑問を動物行動学(利己的遺伝子)の立場から数字を入れて、わかりやすく書いてある。
最初には動物の例がたくさん。
その次は先住民の社会での人間の振る舞いからの検証が書いてある(他の研究者からの例を入れて)。
そして、現代の文明化した社会での子の虐待の実情、日本の最近の虐待例を4件。
以前、私もショックを受け、ブログで書いた記憶がある☆こちらから☆
私の頭の中では、気になりつつもどうすることも出来ず、からまわりの状態だった。
うっすらと里親って制度があるじゃない?いいじゃない?と思っていたこともある。
里親制度にもふれている。
ショックだったな、わかるけど。
そして「おわりに」で中国四川省と雲南省の境、標高2700メートルもの高地の濾沽湖ほとりの「モソ人」の暮らしが紹介されている。
『結婚のない国を歩くー中国西南のモソ人の母系社会』金龍哲著 大学教育出版刊から
この本、アマゾンにあった。
読んでみようかな?
wisteria
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