老後はどこで?どんなふうに?
こんな本を見つけた。
パラっと読んだ、そしてすぐ買った。
題名からしてすごい。
上野千鶴子さんが小笠原先生に聞いた話のあれこれ。
上野千鶴子さんは、1948年富山県生まれ。社会学者。
小笠原文雄さんは、1948年岐阜県生まれ。医学博士。日本在宅ホスピス協会会長。
ひとりで家で死ねますか?と。
末期がんでも家にいられますか?痛みのコントロールは自分でできますか?
認知症がはいったらどうしましょう?
離れて住む家族とはどんな関係をつくっておけばいいですか?
そしておカネはどれだけかかりますか…?と、根掘り葉掘り、聞いている。
小笠原医院はガン患者さんの在宅死率95%。豊富な実績と経験にもとづいて、いきいきと説得力のある答えがそこにあった。
本書が他の類書とちがうのは、「ボクはこうやってきた」というただの経験談になっていないことだ。
こういうときはどうしたらいいのか、という患者の疑問や不安に、Q&Aでこんせつ丁寧に答え、具体的な対処法を示してある実践的な本だからだ。
昨年3月、母をこちらに連れて来ざるを得なかった。
今はすっかり慣れ、元気に暮らしている。
しかし、こんな本を読むと時間がもう一度巻き戻される。
仕方がないと重々わかっていても。
そして一つ一つ検証している自分がいる。
やっぱ、無理だったよと。
それなりにチームを組んでやったが、小笠原先生のような先生がいなかった。
地方の人にありがちな「家族はそばにいたほ~が・・・」オーラを出し続けた人だった、その医者は。
じゃ、自分のときはどうする?
我々の団塊の世代が介護が必要になるとき首都圏が真っ先に医療崩壊がおこると、亀田メディカルセンター☆こちらから☆/院長の亀田信介氏が2012年6月14日のカンブリア宮殿で言っていた。
東京が危ない?
気になっているずっと。
三鷹、鹿児島それとも他に?
制度をもっと知らなきゃね。
たんなる社会保障費抑制のためでなく。
地域の中に小笠原先生のような人を探さなきゃね。
wisteria
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