地方の住宅事情
きのう、そのままになっている実家に借手が決まったと書いた。
Iさん夫妻も4,5年後はわからないと言う。
それは、私たちだって同じこと。
昨年、荷物の整理に帰った時不動産屋さんに「賃貸にしたほうがいいんですかね?それとも売った方が?」と聞いたら、「そりゃ、早めに売ったほうがいいですよ。これからどんどん空き物権が出てきますから。それにこの不景気で銀行もお金を貸しませんしね」と。
私たちの親の世代が亡くなり家が空く。
じゃ、その空いた所に子の世代が帰ってくるかというとほとんどが帰って来ないと。
そうするとあちこちに空き物権が増えるということらしい。
そういう相談をたくさん受けると。
不動産屋さんが言っていたことはこのことか。
日本は30年経つと上物(家屋)の価値はゼロになると言われている。
中古は二束三文になる。
「もったいない」の思想がある国なのにね。
違う不動産屋にちょっと聞いたことがあるが、「地方は車2台の時代ですから2台入る車庫がないと借り手ないですよ。庭をつぶして車庫を作るんですね」と言われた。
朝夕、庭に出て手入れを楽しみにしていた母のことを思うと出来ない。
即、シカト。
金銭でなく(まだるっこしいと思っているかもしれないが)私たちの気持ちを大事に思って管理してくれるS不動産屋におまかせしよう。
4,5年先はわからない。
時の大きな流れにまかせて、事が起こったらみんなの知恵や体力を借りながら精一杯考えよう。
それしかできないもん。ね。
wisteria
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