足つぼ(リフレクソロジー)との出会い・・・2
足つぼ(リフレクソロジー)との出会い・・・1を書いてから
かなり長い間ご無沙汰してしまいました。
さて先述の官有謀氏の紹介ですが、1927年台湾生まれ、
帰台後、師範学校を卒業、音楽(バイオリン)の教師を務めた。
国際若石健康研究会と出会い、リフレクソロジーを研究する。
国際若石研究会側では、第一期生だというが、
本人はそのことはあまり語りたがらなかった。
昭和57年再来日「足心道」(後に「官足法」)(柴田氏の足心道本部よりクレームが入り後に官足法に変えた)の普及と指導、テレビ、雑誌、全国津々浦々の講演会など、精力的に活躍した。
著書「足の汚れが万病の原因だった」は170万部を超すベストセラーになった。
観光地などの土産店でよく見る「足心棒(後にグリグリ棒または、あんま棒)」
の考案者でもある。
「足の汚れが万病の原因だった」をベストセラーにしたのはローラーの販売が大きく貢献した。
なにしろ全国各地の400人もの販売員たちが、ローラーを買ったお客にサービスで贈呈した。
お客に配った数は月に1万冊にもなったのだ。
出版されたとたんに全国各地の本屋さんで、月に1万冊も注文があるのだからほとんどの本屋さんの1等場所に置かれるのは当然だ。
官有謀氏からは私も何度か直接施術を受けたが、とにかく痛かった。
汗びっしょりになるほどである。
ある時、会社の命令により「地獄の特訓」と呼ばれる有名な研修に参加していて血圧が190-125にまで上がり、医者に研修を中断して東京で治療せよと言われ、自宅に戻った。
そこに、血圧計を持った会社の人とともに官有謀氏が現れた。
「血圧下がる、足出しなさい」とすぐに私の足を揉みだした。
50分位で揉み終わり、すぐに血圧を測ったが、下がっていない。
官有謀氏は「1時間してもう一度測りなさい」と言ってすたすた帰っていった。
横になって1時間後に半信半疑血圧を測ってみると120-78。
妻と二人で本当に驚いた。
足つぼの効果を身をもって体験したのである。
その頃は「あんなに痛くしないと効果が無いんだ」と本気で思い込んでいた。
今は湧泉の「足つぼ」は痛くない。
痛すぎるのは良くないだと解ったからだ。
痛い施術は心身の緊張をもたらし、交感神経優位になるのが欠点だ。
ではなぜ痛い施術で血圧が下がったのか?
施術の終わった後、痛みから解放された安堵感や緊張がとれた後の反動などで、副交感神経が優位になり、血液循環を促す効果や、血圧を下げる効果があるのだと思う。
しかし血圧の高い人に痛すぎる施術をするのは危険である。
施術中には血圧が上がるからだ。
では続きは後日に!!! 2008/05/05
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コメント
交感緊張の極限まで行くと、あとはリバウンドで副交感に振れますよね。自律神経のこうした性質(性格)を上手く利用した施術法でしたわね~。一時間後、また計りなさいと言ってスタスタ帰って行った、なんて役者ですね~。実際計ってみると見事に下がっているっちゅうわけでしょ。千両役者です。
これでハマラナイ人はまずいません。
あのカリスマ性はたいしたものでした。
その系譜を引いている人は今も結構いますものね。
投稿: でじゃぶ | 2008年5月 7日 (水) 19時48分