兄弟仲良く・・・3
二つ目は、違いを認めること
よく考えると「違いを認めて」そして「比べない」と続くのだと思う。
子どもたちが幼い頃、
「なんて違うんだろう!同じ親から生まれてきたのに!」と苛立ったことがあった。
「二人足して2で割ったらどんなに楽だろう」とも。
今思えば、そう考えた私が恥ずかしい。
何億という、いや何千億か?の遺伝子の組み合わせで生まれてきたわが子たち、
神秘的と言ったら大げさだろうか?
次男が高校生だったか、社会人になっていたか忘れたが
「兄ちゃんが音楽やってなかったら、ぼく、やっていたかも?」と何気なく言ったことがある。
「えっ?」で終わりになった会話だったが。(あえて聞き返さない私は何?と今思う)
アウトドアー派の私はインドアー派の長男を心細く思ったときもあった。
しかし、彼の遊びや趣味に寄り添っているうちに自分の知らない世界をたくさん知ることができた。
次男はスポーツ大好き。
小学生の頃は野球場によく行ったものだ。
「子育てって、人生をもう一度味あわせてもらってるのよね」と言った友人がいる。
その言葉は忘れない。
だから、親も一緒に違いにつきあうこと。
これで親もまた広い世界を味あわせてもらえてる。
夫も妻も違うものがいっしょになるらしい。
動物学的に違わないと一緒になろうとしないらしい。
私とクッキーは水と油と言いたいほど違う。
これもずっと悩みだった。
仲のよい夫婦を運動会や文化祭などで見かけるととてもうらやましかった。
でも「動物学的に違わないと一緒になろうとしないらしい。」を知ってからは諦めた。
ごちゃごちゃ悩みはつきない。
でも迷ったとき悩んだとき今一番大切にしていることは、
『主語はだれ?』と自分に問いかけてみることだ。
子どもの場合は「息子にとって一番いいことは何?」と想像力一杯にして考えてみる。
決して親の独断や見栄をいれないこと。
これは、今も続いているし、誰に対してもそうだ。
wisteria
| 固定リンク
「育児・教育」カテゴリの記事
- ほほえみかける(2018.10.18)
- 「子どもは家庭でじゅうぶん育つ」を読む(2018.08.27)
- ぎゅっと抱きしめて(2018.01.15)
- ほら、ごあいさつして(2016.07.10)
- 子ども用便座(2015.09.11)
コメント