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「めんどくせえ」

普通この言葉はいい言葉ではない。


子どもたちが小さい頃、いや中学生になっても「めんどくさな~」をよく聞いた。
そのたびに「そんなに面倒くさがっちゃいけません」と何度言ったことか。


ところが、今年の1月9日から3月19日まで、月曜、9時、TBSで
「ステップファーザー・ステップ」
http://www.tbs.co.jp/stepfather/story/01.html
というドラマがあった。


主人公がややこしいことが起こると「めんどくせえ」と言うのだ。


宮部みゆきと言う作家が好きでというか気になっていて
それで見始めたのがきっかけだ。


「ステップファザー」とは英語で「義理の父親」という意味だ。
不器用で無愛想な泥棒と生意気な双子兄弟の物語だ。


この主人公、面倒くさいからやらないんじゃなく「めんどくせえ」と言いながら結構完璧に問題を解決するというところがみそなんじゃないかなと思って見ていた。


嫌いでやっているわけじゃないけど
仕事、母のことそして家庭のこまごましたことをやっていてふと
「めんどくせえ」と主人公のまねをしてみた、ドラマを見た後。


そしたらごちゃごちゃが胃の中にストーンと落ち、楽になった。


「これって、いいじゃん!」


体力、気力がなくなるとこうなるのかな?
子どもたちもそうだったのかな?
幼かったのかな?


今は彼らから聞かないものね。
大人になって言ってはいけないと自覚ができたのだろう。


家族の絆が震災以来特に言われている
震災がなくても家族の絆は大切だと暮らしているし、暮らしてきた。


「めんどくせえ」けど大切なものは大切だ。
    wisteria

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