3泊4日の大坂、京都・・・4
4日目、「もっとゆっくりしていってもいいんだよ」の彼らの優しい言葉に
心を鬼にして「今日帰るからね。お世話になりました」と言い、会社に行く息子を送り出した。
ソメイヨシノや紅枝垂れを諦めた時に秘かに造幣局の桜の通り抜けを思っていた。
今までニュースでしか見たことがないものを今回見れるのだ。
前夜、息子に行く道筋をWEBで調べてもらった。
彼は地理音痴の母親のために紙に路線図を分まで入れて書いてくれた。
そのまま新幹線に乗ればいい格好で出かけた。
動きのとれない初詣や、吉祥寺のサンロードの人ごみを想像しながら
行ったがそれほどでもなくほっとした。
歩きに歩いた。
しゃべりにしゃべった。
帰りもお嫁さんは新大阪の駅まで送ってくれた。
改札口に入って振り向くといつまでも笑顔で手を振ってくれていた。
新幹線のシートに腰を下ろしたとたん
すーと涙がこぼれた。
wisteria
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