春は名のみの風の寒さや
日差しの明るさにつられて薄着で出かけると『ブルブルル・・・』
早春賦の最初の出だしの言葉をつい口ずさんでしまう。
この歌は有名な早春腑の最初の出だしだが、歌詞の「春は名のみの」とは、
立春(りっしゅん)を過ぎて暦の上での「春」になったことを指すようだ。
3月も末だと言うのに朝晩はついこの歌が出てくる。
そして、そうよね東京は毎年そうだっけ?と思い出す。
それでも、日差しの中、自宅のベランダからは目の前の公園で遊ぶ子らの声が聞こえてくる。
春休みになったのだ。
いつもは土曜日曜に、お父さんやお母さんに連れられた小さい子が多いのだが
ここ2,3日は小学生らしい子が4,5人で遊んでいる。
ぼんやり眺めながらふと去年のことが頭をよぎった。
余震がある中、今と同じように子どもたちは遊んでいた。
同じようではなかったのかも知れないが同じように見えた。
それを見ながら「子どもはいいな」と思った自分がいた。
恐怖に震えていた自分がいた。
今年は少しは違うと思っている自分がいる。
それでもいつも心が構えている自分がいる。
wisteria
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