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2012年3月14日 (水)

私の心に春がきた

3月5日に鹿児島から母を連れてきた。


玄関で倒れていた事件からの決断だ。


「弱い側の気持ちにより添う」という父の考えを守って母を支えてきた。
(幼い頃から父が亡くなるまで私たちはそうしてもらってきた)
でも今回の出来事はその判断に「ごめんなさい」をするしかなかった。


悩んだ末『誰かがそばにいてくれる所にいてもらおう』と姉と判断した。


その場が鹿児島か?横浜か?三鷹か?
3ヶ所の市役所に行き施設の一覧表をもらったり、親しい人に聞いたりそして自分たちの目で、足でさがした2月だった。


そしての最終的に三鷹の我が家から自転車で10分の所にいい所があった。


自宅での介護を考えなくもなかった。
しかし、一番の心配は病院だ。


心筋梗塞と脳梗塞の持病を持っている。
救急車のお世話になることは必須だ。


私たちには三鷹にかかりつけの病院がない。
我々は、何かあったらクッキーの友人の南越谷まで行く。


しかし都会では救急車でそれは不可能だ。


だから費用はかかるがそんなわけで介護付き有料老人ホームを決断した。


明るい部屋、親切な職員さんたちそして孫たちの歓迎。


着いた日、疲労困憊していた母にクッキーが足もみと簡単な施術をしてくれた。
緊張のきわみの顔がすっかりほころんだ。


来る途中水すら口にせず心配していたのが夕食を食べ始めたのだ。


二日後に荷物が届き、三日後に私の長男がテレビを取り付けてくれた。
そして私が我が家に有り余っているポトスやオリズルランそしてソングオブジャマイカを置いたら
すっかり家らしくなった。


『連れてきたら死んじゃうんじゃないか?痴呆になるんじゃないか?』の私と姉の心配をよそに母はぐんぐん元気になっている。


そして、私の暮らしも『やっと食事を作る元気が出た』『やっと家をかたづけよう』『やっと植木に水をやろう』『やっとブログを書こう』と日常に目が向けられるようになった。


ふ~。うれしい。
  wisteria

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