おしゃべりがごちそう・・・1
お正月は家族や友人が集まることが多い。
自宅で集うとなると日本の今までの習慣だとお母さんかお嫁さんが「婆をひくこと」になっていた。
台所でただひたすら料理を作る。
お酒を出す。
そしてかたづけて洗い物をする。
居間やリビングでは楽しそうな笑い声が・・・
この一人ぼっちの淋しさと言ったらない。
みんなが楽しいんですもの淋しい人がいちゃいけないというのが
こんなことから学んだこと。
私はいつごろからかこれをやめた。
私も一緒に楽しむことにした。
他人(ひと)に何と思われようが。
クッキーは家飲み派。
会社員のころも友人や部下をうちによく連れてきた。
私も最初の頃は、ちょっといいかっこしいをしていたが、
少しずつ、クッキーの料理好きの虫をくすぐって手伝ってもらうようにしていった。
淋しいの嫌いですもの。
最初の頃、部下の人は上司が働くので「いやいやいいや・・」と恐縮して腰をあげて働こうとしていた姿が何ともおかしく今でも忘れられない。
『会社を離れても上下関係はなくならないんだ~』って知った最初のことだ。
だから、我が家は息子たちが結婚しても作るのは私たち。
洗うのも私たち。
彼らや彼女たちの名誉のために言っておくが、
彼らは必ず「何かすることありませんか?」と言ってくれる。
でも私が「いいよ、大丈夫」と言ってしまう。
ま、クッキーが甲斐甲斐しく働いてくれるのも「大丈夫」の言葉の理由だけど。
ただ一つお願いしているのは油ものの皿類をティッシュか古布で拭いておいてもらうことだけだ。
後は私も最後までべたーと座って飲んで食べてしゃべっている。
「おーい、お茶」もない。
男も女もない。
必要な人が持ってくればいい、動けばいいと言うのが我が家のルール。(私が決めた。クッキーは薩摩男。昔は全然違った)
久しぶりに会うんですもの聞きたいこと一杯あります。
しゃべりたいことうんとあります。
お皿も食器もなくなればあるだけ出せばいい。
極端なことを言うと紙皿でもいいというのが私の考え。
一人の時に洗えばいい。
そんな時は淋しかなんかない。
息子たちの家に遊びに言ったらそこはそこのルールで私たちはのんびりさせてもらっている。
みんなが楽しいのがいいんです。
wisteria
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