「子どもを英語教室へ行かせる前に」・・・4
『母の友 2007年7月1日 21ページから』
言葉には、生活言語と学習言語とがあって、乳幼児期は生活言語(一次的な言語)の時期です。
一対一、相手と生活・経験を共有しているから、
「面白かったね」「そうね、くまちゃん、あんなかっこうしてたね」で全部分ってしまう。
共通の経験という文脈に頼った言葉です。
児童期になると、二次的な言葉が育ってきます。
これが読み書き能力で、学習のための言語です。
文脈から独立し、時間空間を隔てた相手にもメッセージを伝えることができます。
児童期の終わりには「メタ言語能力」が立ち上がり、言語そのものを対象化する三次的な言葉の段階に入ります。
気づき、意識化し文法的な分析をする。
古語、方言、外国語などに触れ、自分が使っている言葉を自覚的にとらえなおす時期です。
ちなみに、メタ言語能力とは、論理的に分析し、類推し、比較し、まとめるという抽象的思考力、および文章構造や文章の流れの把握の力であるの能力である。
wisteria
最近のコメント