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2011年10月20日 (木)

「子どもを英語教室へ行かせる前に」・・・1

母の友 福音館書店 2007年7月号
内田伸子さん(お茶の水女子大学副学長、当時)の話から



「子どもの英語教育の話をする前に、見ていただきたい調査結果があります」



2004年、高校生を対象としたOECD(経済協力開発機構)による学力国際比較調査第2回の結果が発表された。



日本の高校生はどうだったかといいますと、
論証、論述の力、例えば複数の意見について、どれがよいか、論拠をあげながらきちんと記述する、
そういうタイプの問題に白紙が多く、
第1回の2001年比べてもかなり成績が落ちていた。



ここで求められている学力は、考える力です。



自分でものをしっかり見て、批判的にとらえ、新しい考えを出していく。


そういうみずみずしい感覚、いろいろなものに疑問を持って何だろうと考える頭の使い方が必要だ。



そのための柔軟な発想力、能力は、幼児期に基礎が出来上がる。



そしてそれは母語=日本語=言葉の習得と深い関係がある。



母語の土台がしっかりできあがっているかどうかが
英語をはじめとする他の言語の学習の成否のカギを握っている。
     wisteria

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