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主婦はプロデューサー

40年ぐらい前『三食昼寝つき』という言葉がマスコミではやりました。
専業主婦を言い表す言葉です。
『楽』を象徴する言葉です。


そのころは、だいたい結婚すると家庭に入っていました。


でも、です。
そうは問屋が卸しませんでした。


だんなさま1人のうちはまだ何とか。
脱ぎ散らかしながら歩いたり、いつ帰ってくるなしのつぶてだったとしても。


ところが、子どもが出来るとわかっても生まれてくるまでが大変。
つわり、ねむけ、便秘、腰痛そしてむくみなどなど。


生まれてきたら、自分のことは何~にもできず。
「あれ、私、今日顔洗ったっけ?トイレ行ったっけ?」は日常茶飯事。


食べさせ、寝かせ、その合間に食事をつくり、洗濯掃除をして・・・の繰り返し。


「やだやだ」の三歳反抗期。
「なぜ?なぜ?」の時期。
「べ~つにぃ~」の第二反抗期。


その合間に、学校のPTAの付き合い。
受験の情報集め、塾の送り迎え、弁当つくりなどなど。


『私はいったい何、誰』と思う暇なく日が過ぎていきました。


そんな中で優先順位をきめる大切さを学びました。
子どものことを思い、腹をくくることも学びました。
そして、理不尽とわかっていても頭を下げることも学びました。


そして一番良かったのはまわりの方たちとコミュ二ケーションをとることが上手になったことです。


スタートは不自由な主婦&母でしたが
あっちこっちを繋ぐ役目をしてきたと思います。


稼がなければ価値が無いという風潮が
女性をどんどん外へと向かわせています。


この無給のプロジューサーがいきいきと活躍できる場所が
いつまでもあることを望みます。

    wisteria

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