お盆に想う父のこと
ベランダの網戸にせみが一匹。
今の家に越してからこんなことはなかったので
せみ??とぼんやり見ながら
幼い頃おばあちゃんから「お盆の頃は、蝉取りとかしちゃいけないよ。
ご先祖さまが帰ってきているんだから」の言葉を思い出していた。
「父?」
「お帰り~」と言ったらパタパタとどこかへと飛んでいってしまった。
飛んでいった蝉の後を見ながら父を想った。
すじを通す、厳しい人でした。
しかし、日常は優しく、感情で叱られたことはありませんでした。
私が面倒くさがってちょろっと手抜きをしようとすると
「wisteriaそれでいいのか?」と言われました。
だからもう一度考えなおさざるをえませんでした。
そして、自分の手を休め、私の話を、まっすぐこちらを向いて聞いてくれました。
『何かをやりながら』とか『ついでに』ってことは記憶がありません。
無意識に息子たちにもそうしていたようです。
家に遊びに来た友人に、以前言われたことがあります。
「wisteriaは子供さんにきちんと向き合って答えてるのね?」と。
そして、今息子たちはどんなに忙しくっても
私の困りごとに時間を作って誠実に答えてくれます。
どんなに心強いことか!!、
湧泉のお客さんとのおしゃべりの時にもできているといいのですけど???
wisteria
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