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腹証(お腹の指圧)が効いた!ギックリ腰に・・・その①

クッキーが2009年5月7日に書いたものです。


「ギックリ腰」という病名は俗称で医学的には「突発性腰痛症」と言うそうです。


ドイツでは「魔女の一撃」とも言われています。


「突発性腰痛症」なんて言っても誰もピンと来ません。


「ギックリ腰」や『魔女の一撃」の方がピッタリの表現だと思います。


突然に襲われるその激痛、一瞬の間に腰が固まってしまって、

ちょとでも動かすと身体中の筋肉が緊張し、激痛が走ります。

まさにギクッと固まってしまいます。


誰が言い出したのかその表現力に感心してしまいます。


                                     

その「ギックリ腰」になってしまったのです。


4月30日木曜日の朝のことです。


いつものように、目が覚めると、玄関まで新聞を取りに行き、

トイレにいきたくなるまで布団の中で目を通します。


さて、トイレにと立ち上がり一歩踏み出したときに事件は起きたのです。


踏み出した足は掛け布団の上でした。


「ズルッ!」


フローリングの床に布団を敷いているので少し滑ったのです。


「ギクッ!」


腰に緊張と違和感が走りました。


ほんの少し滑っただけですので、立ったままの態勢を維持しようとして

腰に力が入ったようですが、思わぬ副産物を生んだようです。


「ウッ!」


腰が固まって少しでも動くと激痛が走ります。


中腰のままなんとかトイレに入りましたが、便器に座れません。


幸いな事に老人介護用の手すりが付いていましたので、

それにつかまりながらようやく座る事が出来ました。


この段階で脂汗びっしょり、

その後、用を足し、トイレをでるまで悪戦苦闘、想像にお任せします。


                                

「助けてくれ!!!」

と妻に声をかけ、布団の上にやっとの事で横たわりました。


その日は朝10時から夜8時半まで予約がビッシリ、

7名、延べ9時間10分の施術をこなさなければなりません。


出かける8時半まで、1時間足らずしかありません。


「ウーム!!!」


こんどはため息と冷や汗です。


「ギックリ腰だ!!」

起きてきた妻にいいました。


妻の施術が唯一の頼りです。


「ふっ!腹証をしてくれ!!!」


腹証とは指圧の技法で、腹部の按圧法です。

明生館武田先生による月1回の三水会で

勉強したばかりです。


もちろん妻も。


「ギックリ腰には、腹証を先ず先にやるべきだ!」

三水会での武田先生の言葉を思い出したのです。

 
                               

腹証を受けること30分、呼吸が楽になり、腰を動かしても激痛はありません。


念のため横向き押圧を10分ずつしてもらい、

おそるおそる起き上がり、歩いてみました。


「動ける!!、歩ける!!」



「今日どうにかなりそうだ!店にいけるぞ!、施術もできるかも!」


ゆっくり、そして慎重に支度を済ませ、自転車には乗れないので、

歩いてバス停に向かったのです。


・・・・・・・・続く・・・・・・・


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