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2010年12月 5日 (日)

心地よい時間と空間

夫が120分コースを。私は子どもの様子で足のコースをお願いするかも?」という予約が入りました。



お父さんが先にこられて120分コーススタート。
30分くらいの時間差でお母さんと彼が来店。



半年ぶりかな?



湧泉の空間は子どもにとっては馴染みのある場所ではないので大げさにあいさつしないようにしています。
びっくりして泣き出すと困りますので。



彼は、玄関で靴を脱いで注意深く中を観察しつつさらりと入ってきました。



「いくつになりました?」と私。
「1歳と11ヶ月です」とお母さん。
の会話を聞きながら彼は、きょろきょろきょろ。



そのうちに、「私も足揉んでもらおうかしら?」とお母さん。
「30分?40分?それとも60分?」と私。
「60分でお願いしようかな?」とお母さん。



(クッキーが施術して、私が子どもと遊んで待っているというパターンはよくあるのですが
二人とも施術して、子どもが一人で待つというのは初めてです。
ましてや、2歳前の子どもが)



お母さんが足湯をしている時、彼はついたてが立てかけてある隅にすっぽりはまり込んで私たちの会話を聞いています。



お父さんが受けている隣の施術用椅子で私はお母さんの足を揉みはじめました。
K君はお父さんとお母さんの様子を見ると
自分は又ついたての間に入り込み、寝転びながら鼻歌を歌って足は戸棚にとんとんしています。



飽きると湧泉の中を観察しながら何かをいじっている気配はあるのですが、極端な行動はしません。



『静かな時は危ないとき』は子どもの鉄則ですので、
鼻歌が消えたとき、そっと覗きにいくと、自分のベビーカーに乗って何かの歌を歌っています



「おりこうですね」と私。
「普段はこんなじゃないんですよ。外では飛んでっちゃいますし、電車の中では『だっこ、だっこ』です。」とお母さん。
「今日は猫かぶっているんです」とお母さん。



でも、と思います。
猫かぶれるって高級感覚じゃないでしょうか?



『今お母さんとお父さん、何かいい感じ。僕は大人しくしていた方がお母さんたちうれしいかも?』と感じられるとしたらすばらしい!です。
『お父さんとお母さんにいっぱい大切にされている、愛されている』と感じられる子にこの気持ちが芽生えるのでは?
を感じたひと時でした。



そうじゃない子は、割り込んできますから。
「ぼくも、ぼくも」って。



このお二人は、彼を抱きしめるときはしっかり抱きしめて、見守るときは静かに見守っているのでしょうね。



小さい子がいると怪我をさせないよう、私のアンテナはピーンと張り詰めるのですが、
今日は何ともいえない穏やかな気持ちになっている私がいたのです。



『小さな子に癒される』ってあるんですね。
寝顔とか、笑顔には救われることは良くありますが、
何とも言えず穏やかなひとときでした。



一晩寝てもここちいい感じがまだ残っています。
    wisteria



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