食生活チェックシート
計るだけダイエットをしながら、
日ごろの食事つくりに気をつけていることがあります。
2010年4月28日に放送された
「ためしてガッテン」での
「これが平成の栄養失調だ!」です。
『東京都に住むAさん(87)は数年前からよく転ぶようになりました。
そして去年、階段から落ち、骨折。
病院で調べたところ、低栄養がその背景にあることがわかりました。
でもAさんは食欲おうせいで3食きちんと食べていました。
本人も「栄養が足りない」と指摘されたことに納得がいきません。
また、Bさん(84)は低栄養と同時に、
結核になってしまいました。
Bさんは糖尿病を患っていたため、人一倍栄養には気を使っていました。
そのため、自分が低栄養になったことに納得がいきません。
ちゃんと食べていたはずの人が、
なぜ低栄養(栄養失調)になってしまったのでしょうか?
実は低栄養かどうかは血液中の「アルブミン」
という成分の量で判断されます。
(3.5g/dl以下で低栄養、3.8g/dl以下で低栄養予備群)
アルブミンとはタンパク質の一種で、
血液を流れている血清タンパク質のおよそ6割を占めています。
つまり低栄養とは「タンパク質不足」のことなのです。
タンパク質は体のさまざまな組織をつくる材料になります。
そのため不足すると、
赤血球の材料が少ない→「貧血」
血管を作る材料が少ない→「脳出血」
免疫細胞を作る材料が少ない→「肺炎」「結核」
筋肉を作る材料が少ない→「転倒」→「骨折」
などなど・・・・
低栄養はこのようにさまざまな病気につながってしまうのです
日本人の食事を振り返ってみると、
戦後まもない頃までは伝統的な日本食、
ごはん、みそ汁、漬け物、煮物、魚が中心でした。
しかし、これでは十分なタンパク質が摂取できていませんでした。
当時は結核や肺炎、脳出血で亡くなる人が多かったのです。
そのため、栄養改善活動が始まります。
肉や卵を油で調理するような「フライパン運動」や「キッチンカー」を
使った洋食の紹介などが進められました。
日本人の食卓に洋食が徐々に増えていきます。
こうした栄養改善の成果もあって、
結核や肺炎・脳出血の死者は激減、日本は世界一の長寿国になっていきました。
伝統的な日本食に肉や卵など少々の洋食が加わって、
必要なタンパク質がとれるようになったのです。
高齢者が低栄養になる意外な理由
低栄養になってしまったAさんの食事を見てみると
魚は食べているものの、
肉は1週間に一度も食べていませんでした。
でもAさんは決して肉が嫌いなわけではありません。
ではなぜ食が偏ってしまったのか?
実はAさんも以前は肉や卵を食べていました。
それは息子や夫のために栄養や好み考えて、毎日料理をした結果でした。
ところがひとり暮らしになってからは、
自分の好きな物しか食べなくなりました。
さらに、健康のため魚や野菜などを勧める健康情報も
あふれるようになっていきます。
その結果、
好きでも嫌いでもなかった肉や卵は食卓に並ばなくなってしまい、
気がつかないうちにタンパク質不足になってしまったのです。
※肉や卵も偏食だとタンパク質不足になりやすくなります。
ある調査によると、
低栄養だった124人中、112人がひとり暮らしか、高齢者世帯でした。
高齢者の孤食が「低栄養」の危険を高くするのです。
高齢者を元気にした食事法!
秋田県の旧南外村(大仙市)では14年前から、
ある食事法を取り入れて高齢者の栄養改善を行ってきました。
その結果、低栄養の人が1/3に、そして動脈硬化のなりやすさが減少、
さらに以前は低かった村の平均寿命が急上昇、全国平均に追いつきました。
その食事法とは、毎日食べるべき10品目を表にした一枚のシートに凝縮されています。
これを使うと自然と必要なタンパク質をとれるようになり、
低栄養が改善、病気になりにくくなって平均寿命も延びたのです。』
この番組を見ながら自分の将来を思いました。
今は何のかんの言いながら食事を作っています。
女性は集まると、
「自分一人だったらお茶づけだけでいいのにね」と
食事つくりの大変さを言います。
ですから、私ひとりになったら(クッキーの方が先に逝く?)
と思ったら人ごとでなく、このシートを
プリントアウトして10日ほどチェックしてみました。
こまごまとチェックするのは4,5日で諦めましたが、
冷蔵庫に張って「今日は魚?明日は肉?海草が足りないから
海草サラダを作ろう!」という具合に
献立つくりの目安になり、しています。
ちなみに、私はお芋の消費が少ないのがわかりました。
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