湧泉の整体 ・・・ 3「安定持続圧」
安定持続圧
湧泉の「足つぼと整体」は安定持続圧という押圧法がメインの施術です。
カイロプラテックなどの関節をボキボキ鳴らしたり、
マッサージなどのモミモミ、ユサユサなどの手技は用いません。
押圧も、いきなり強い力を加えず、徐々に力の限界点を探っていきます。
力の限界点とは、押圧により筋組織が緊張、反発してくる一歩手前の
力加減の事です。
筋組織は外部からの刺激に対して防衛反応を起こし、筋組織を硬直させて
身を守ろうとします。
筋組織が硬直した状態で、強く揉んだり、圧をかけすぎると、
組織を傷つけてしまいます。
この状態にならないように、ゆっくり、じっくりと圧をかけ、
圧を安定して指先の筋組織が緩んで来るのを指で感じとるまで
じっと待つのが安定持続圧です。
筋組織が硬直した状態で、強く揉んだり、圧をかけすぎると、
その時は血行がよくなり気持ちが良くても、徐々に炎症が起きて
後から筋組織の硬直が始まります。
いわゆる、揉み返しです。
世の中には揉み返しがあるのは効いている証拠だと
誤解している人もけっこういます。
また、刺激になれて、より強い刺激を要求し、
施術中や、直後の快感を求めてしまう人も多いのです。
施術者も功をあせり、時間内に成果を上げようとして
力を入れすぎたり、急ぎすぎたりで失敗する事があります。
先日看板を見て、中年のご婦人が初めて来店されました。
「酷い肩こりと腰痛、足の筋肉が張って辛い」とのことで、
80分の施術をしました。
施術が終わってすぐ、不思議そうな顔をして
「先生は揉まないのですね」と言われるのです。
「今まで行かれたところはどんな施術でしたか?」と聞くと
「強く揉んでくれた」とのこと、
「揉み返しはありませんでしたか?』と質問すると
「翌日、脚などは山登りをした後のように張ってパンパンになります」
と当たり前のように言われるのです。
そして物足りなさそうに帰られました。
湧泉を初めて6年経ちますが、施術直後に言われたのは初めてでした。
これも必要な経験だと思いました。
「湧泉の施術は揉み返しがありませんね」と言われます。
それが湧泉の誇りです。
さらに安定持続圧の施術を続ける意思を強く持ったしだいです。
2010/07/15
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