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2010年3月 6日 (土)

プロの仕事

開業7周年を記念してチラシを作りました。


チラシの色は?

デザインは?

文字数は?

課題はたくさんありましたが、

オープンの時に比べればお勧めできることは

山のようにあります。


印刷業を営む友人に打診しました。

M氏「予算は?」(声が電話からもれてきました)

クッキー「○万円」

OKが出てその後FAXとメール

そして2,3回の添付ファイルのやり取り出出来上がったのがこれ。

「1210.pdf」をダウンロード

つたない下書きにこちらの言葉の意図をくみとってくれて

思いのとおりに、いや、思い以上につくってもらいました。

大感激でした。

即、印刷をお願いしました。


これと同じことが今回の葬儀の時にもありました。


会葬にいらしてくれた方に渡すお礼状の文章です。

喪主の気持を取材させてくれというのです。

打ち合わせをしている時に電話がかかってきました。

事情がよく飲み込めないまま、

母は、電話口に出、質問されているであろうことを

ただ、脈絡もなく話していました。

大丈夫かな~と思いつつも忙しくしていた次の日

その下書き原稿ができあがってきました。

それを見て私は大泣きしてしまいました。


「貴方に守られ私は本当に幸せでした」 の題で

以下のことが書かれてありました。


『戦後まもない昭和20年代から、

鹿児島大学法文学部(文理学部)に勤め、若い芽の育成に励んできた夫。

厳しさの中にも深い優しさを持った夫は

皆様から慕って頂いて、学校を卒業してからも

夫の顔を見るだけで元気が出るのだと、

人生の岐路に立った時悩める時も喜びの時も、

多くの方が夫の下を訪ねて来て下さいました。

今では殆どの皆様が職務を退き、

悠々自適の日々を送っていらっしゃるようですが、

中には現役で頑張っている方もいらっしゃいます。

自分の元から巣立った生徒さんの未来は

幾つになっても心配だったのでしょう。

活躍し、頑張っている話を聞けば、

それは嬉しそうに微笑んでいたものです。


そんな夫は、家庭においてもよき夫であり、

また子煩悩な父親でもありました。

嫁いだ娘達と京都で落ち合って、

春は花見、秋は紅葉狩りにでかけたことも、もう数えきれないほど。

夏には孫たちを連れて藺牟田池に旅行に出かけました。

得意のカメラで皆の写真を撮ってくれた優しい面影も

色鮮やかに甦り別れの切なさが胸に募りますが、

長い間家族を守り続けてくれた夫を

心からの感謝で見送りたいと思います。』

会葬のお礼とはもっと短くもっと儀礼的なものばかりを見てきました。

そのことから思うとあの拙い母の受け答えから

よくま~これだけの紡いで下さったと感謝するばかりです。


お店のことを少しでも知ってもらいたいと

拙いブログを書いている私にとって、

さすがプロ!と思わせられた二つの出来事でした。

       wisteria


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