おせちは家族の歴史?
暮れになり「お正月はどうするの?」というあいさつがされる時
「おせちを作って家族で祝います」というと
「へー、自分のところで作るの?」と最近よく聞き返されます。
そういう方々はだいたいどこかへ頼まれるのだとか。
作っている人のほうが多いので
「へー?って言われてもな~」が実感ですが。
それにクッキーは作り、重箱に並べる事を
施術のように楽しんでいるようですし、
息子カップル達も楽しみにしてくれているようなので
当分は作り続けるでしょう?
「おせち」歴史は我が家の食の歴史と言ったら
大げさでしょうか?
大げさですよね(/ω\)ハズカシーィ
東男と京女の組み合わせが
男女の組み合わせで最高だと聞いたことがありますが
我が家は薩摩男と東女です。
この組み合わせどうなのでしょうね?
味付けの組み合わせは結構大変なものがありました。
おせち料理を例に取りますと
お雑煮の味付け、
クッキー家は鶏肉でだしをとります。
私の実家はかつおと昆布だけです。
煮物は1月5日にも書きましたが
クッキー家は味の濃~い角煮、
我が母はさといも、にんじん、干ししいたけ、はすなどを
筑前煮のように混ぜずに
さといもはさといもだけ、にんじんはにんじんだけと
いった具合に超薄味で味付けていました。
頑固な薩摩男、ましてや30数年前のことですから
話し合ってなんてことは皆無でした。
そんなこんなのうちに家族が増え
昔からのおせちは手をつけないのが解り
たとえば、ごまめ、くりきんとん、黒豆、すなますなど。
そして新しく加わったのが
若者らしく、
から揚げ、ひとくちカツ、ぶりの照り焼き、車えびの塩焼き
かにサラダ、さしみ、玉子いくらなどです。
去年あたりからカルパッチョが加わりました。
竹の器に盛ってみました
(写真がピンボケですみません)
婦人雑誌などを見ると伝統のおせち料理が
きれいに並べられています。
しかし、どこの家庭でもそうでしょうけれど、
先祖代々伝わっているもの、
それと同時にその家庭家庭に伝わっているものに
結婚ということで
それぞれがミックスされて新しいおせち料理が
出来上がっていくのでしょうね。
息子カップルたちがおいしい!おいしい!と
言って食べてくれているのを見ながらそう思ったのでした。
我が実家からのものは、お屠蘇を祝う風習です。
焼酎で産湯を使った?クッキーらしいですね。
お酒の伝統ははずしません。
今年は、越乃影虎に屠蘇散を入れて
三ヶ日いただきました。
角煮もクッキーの母が作っていた頃よりは
ず~っと薄味になっています。
結婚するまでは、料理は好きではなかったですが、
毎日3食、いや彼らが中高生のころは
5,6食位作っていたおかげで好きになりましたね。
「食」は生きることの基本ですし、
みんなでわいわい食事をすることほど
楽しいことはないですものね。
wisteria
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