腹証(お腹の指圧)が効いた!ギックリ腰に・・・その6最終回
ギックリ腰に腹証(お腹の指圧)が効きました。
それも、ギックリとなった直後の腹証(お腹の指圧)がとても効果があったので す。
なぜ効いたかその理由を述べたいと思います。
ギックリ腰をおこしたときに行う腹証、安定持続圧は
①呼吸を整え、過度の交感神経の緊張状態を緩和します。
②腹部の按圧は、副交感性の内臓反射をおこさせ、 腹部、腰部の筋肉群の緊張を緩めます。
③それに腹部の押圧により、ゲル化している筋細胞の原形質をゾル化させ、腰椎を支える腹側筋が緩み弾力 を回復し、防御性の緊張とスパズムの連鎖を断ち切ります。
痛みの原因筋以外の周辺筋から緊張がほぐれ、 固まって動きの取れない状態から解放されるのです。
④ゲートコントロール効果も考えられます。
脊髄には痛みなどをコントロールするゲート(門)があります。
痛みの神経(感覚神経)には太い神経と細い神経があり、 脊髄(硬膜外)のところでどちらの神経を脳に伝えるか コントロールします。
太い神経は触覚(触る)、圧覚(押す)、振動覚(ゆする)なども 、 脳に伝えるので、 痛みが脳に伝達されている時に、触る、押す、ゆするなどの刺激を入れることで 痛みの神経(細い方の神経)を閉ざす役目をしてくれるのです。
それが、ゲートコントロールです。
母親が子どものお腹をさする事で腹痛を緩和させるのも、心理的な安心感の作用と、このゲートコントロール効果が 相乗効果を上げていると言えます。
ギックリ腰が腹証(お腹の指圧)によって、数時間のうちに仕事に支障のないほどに改善されたのは、ギックリ腰をおこした直後に手当てをし、痛みの悪連鎖を早いうちに断ち切ったことが効果をもたらしてくれたのです。
また、妻が明生館での勉強会で腹証を習っていたので、すぐに対処が出来たのです。感謝!感謝!
参考サイト(筋骨格系の痛み・・・加茂整形外科)
http://www.tvk.ne.jp/~junkamo/new_page_181.htm
2009/11/4
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