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2009年11月 6日 (金)

腹証(お腹の指圧)が効いた!ギックリ腰に・・・その4

腹証(お腹の指圧)が効いた!ギックリ腰に・・・その③を以下まとめてみました。

 

 

 

1、ギックリ腰の原因やメカニズムはまだまだ色々な説があり、どれが正しいのか解らないのが現状である。

 

 

 

2、整形外科では急性の腰痛を主訴に来院した患者に対して、内臓や骨の異常などを先ず調べ、残りを急性腰痛症(ギックリ腰)と診断し、重要視しないのが一般的である。

 

 

 

3、ギックリ腰の原因説の一つに筋痙攣(spasm)説がある。

 

   筋痙攣=筋スパズムとは

 

   ①、筋スパズムは防御的、保護的な身体の反応であり、損傷、痛みに   よって生じる求心反射作用の強化によって起こる。

 

   ②、筋スパズムにより、筋肉の伸縮阻害が生じ、筋肉を硬直させる。

 

   ③、筋スパズムと痛みの関連により悪循環が生じる。

 

     (深部の痛み→持続性の筋収縮→反射的収縮→深部の痛み→反射的収縮)

 

   ④、筋スパズムは急性期にも慢性期にも起こる。

 

   ⑤、筋スパズムの起こる原因は、

 

      筋・筋膜原因説、骨・関節・腱・靭帯の病理原因説、

 

       痛み原因説、末消神経の刺激・損傷・変性過程原因説などの諸説があり、これらの複合説もある。

 

 

 

4、ギックリ腰はワケあり筋から慢性痛へと進行してしまうことが多いので、

 

 早めの治療が必要だ。・・・・・・加茂 淳 医師

 

   (局所麻酔、安静、血流改善、マッサージ、ストレッチ、早期の痛み除去    etc.)

 

 

 

5、『痛みの科学』・・・・講演・名古屋大学名誉教授・熊沢孝雄・・・・動画

 

 熊沢教授は、痛みの可塑性というテーマで以下のように述べています。

 

 

 

   「痛覚系は可塑性が高いと言われています。

 

   可塑性というのは、一度変化が起きると元に戻りにくい性質の事です。

 

   この可塑性という性質が、いわゆる慢性痛の原因となっていることが

 

   最近の研究で明らかになっています。

 

   痛みという信号は身体のどこかで異変が起こっていることを知らせる

 

   大切な警告信号です。

 

   痛みの治療は医療の原点であるにも関らず、ある程度の痛みは

 

   当然であって、ガマンするものとされてきました。

 

   しかしそのような考え方が、患者を長く苦しめる慢性痛を引き起こす

 

   原因となっていることが明らかになっています。

 

   急性痛は生体にとっての警告信号として働き、逃避反射を起こしたり、

 

   生体の防御機構を高めたりする働きを持っています。

 

   そしてその信号は、細胞が破壊された部位から起こり、その原因は

 

   組織損傷という点ではっきりしています。

 

   一方慢性痛は痛みが長期的にわたって持続する事によって、

 

   神経系におこる形態的、機能的な異常が生じるために起こる

 

   精神的なストレス、交感神経の興奮などの心理的要因によって

 

   影響を受けやすいことです。

 

   急性痛は、モルヒネをはじめ、各種の鎮静剤が効果的ですが、

 

   いったん慢性化した痛みは、モルヒネや通常の鎮静薬では効かない

 

   場合も多くみられます。

 

   このようなやっかな慢性痛にならないためには、なるべく急性期に

 

   痛みの原因を取り除くことが大切です。」

 

                          全日本鍼灸学会雑誌48巻3号より

 

 

 

 

                           以上が前回のまとめです。

 

 

これらの他にもギックリ腰については、「体性防御反射」という身体の反応も関係していると言う説もあります。

 

 

 

体性防御反射で有名なのは、虫垂炎かどうかを調べる時の医師の腹部の触診法です。

 

腹腔臓器、腹膜の障害が腹筋群を収縮させる現象を利用して虫垂炎の理学的所見を導き出すのです。

 

 

ギックリ腰でも、腰部に急性痛が生じたことによって、体性防御交感神経反射による周辺筋の筋緊張が促進されます。

 

 

 

また、前に述べました筋スパズムについて追加の説明です。

 

筋スパズムとは筋紡錘の感受性が過度に高まって解除できなくなった状態です。

 

 

 

筋紡錘について以下の説明をのせます。

 

 

 

 

 

「筋肉には筋紡錘と呼ばれるセンサーがあり、筋肉が瞬間的に引き伸ばされると

 

筋紡錘から脊髄へ信号が送られる。すると脊髄から筋肉を収縮させる信号が出され、結果として筋肉が反射的に(つまり意思とは関係なく)収縮する。

 

これを伸張反射あるいは伸展反射と呼ぶ。

 

伸張反射は筋肉が急激に引き伸ばされたときに起こる防御反応である。」                                                          

 

                       フリー百科事典ウィキペディアより

 

 

 

前回が分り難かったので再度整理してみました。

 

次回では腹証について述べたいと思います。

 

                          2009/07/28

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健康診断の結果

昨日、9月28日に受けた三鷹市の

健康診断の結果を聞きに行きました。

ここ10年ほどは、高脂血症がテーマです。


血液中の過剰なコレステロールや中性脂肪は

動脈硬化の原因になります。

父は正常ですが、

母と姉はコレステロール値が高く、

二人とも薬を飲んでいます。


閉経前までは何も心配なかったのですが、

その後の検診から要指導になりました。

薬を飲みなさいと言われる数値ではないので

自分で努力するしかありません。


昨年のコレステロール値は264mg/dl、今年は234mg/dlでした。

基準値は150~219mg/dlです。

うれしかったのは、かなり基準に近づいているのと

悪玉コレステロールががくんと減ったことでした。

昨年は157mg/dl、今年は133mg/dlです。

基準値は139mg/dlです。


先生の前で「やった!」と叫べないので

心の中でガッツポーズ

先生の「何か薬でも?」の質問に「いいえ」

そして密かにピースサイン


自分でやってきたことは三つ、

一つは食事に気をつけること。

卵、あさり、しじみ、そしてたらこなどを控えめにし、

野菜を多く摂るようにしました。


二つ目は運動療法。

運動と言ってもジムに行ったりという時間が取れないのと

どちらかというと特別なことをしたいタイプではないので、

小まめに動くようにしています。

階段があれば、エスカレータを使わず上るように。

湧泉、自宅そして駅の階段とか。

下りは、膝等を痛めるのでやめています。

そして、重い荷物を持っている時はもちろん「やめ!」です。


三つ目は、足もみ+整体を月に2回ほど受けたことでしょうか?

明生館 武田亜美著 「ある施術家の日々の随想」

の中に高脂血症の項目があります。

足を揉むことで総コレステロール値が下がった

お客さんの例が書いてあります。


このようなささやかですが

でも「自分のできることからこつこつと、無理をせず」が

効をそうしたのは自分にちょっとご褒美の気持ちです。

         wisteria


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