持ち家?それとも賃貸?
ふらっと立ち寄った本屋で
「榊原式シンプル思考力」 榊原英資著 幻冬社
という本をぱらぱらと立ち読みしていたら
「ローンを組んでまで家を買うな」というところが
目に入りました。
榊原英資氏は、大蔵省財務官、「ミスター円」とか言われていた人です。
彼は、この未曾有の同時不況の中、
「生活をシンプルに戻せ」
「ビジネスをシンプルに戻せ」と書いています。
読みながら、「そっか、住宅ローンは借金か?」
(あたりまえ!!)
でも、ちまたでは、「金利が安いから今が買い得」と言われています。
だから今、多くの20代・30代の人が
「賃貸より月々の出費が楽だから」ということから
多額のローンを組んでマンションを購入しているようです。
現実、今、給料の割りに家賃が高すぎます。
昔もそうだったのかもしれないけれど。
我が家は、クッキーのアルコール入りの水投資おかげで
未だ賃貸です。
だからどこかちょっと肩身が狭い感じがしていて・・・
だから早々とローンを組む若者を
計画性があって偉いな~とつい思ってしまっていたのでした。
ローンに頼らず現金で払えるのが一番。
でもそれはなかなか・・・
家賃を払いながら家のお金をためるのは不可能に近いですし、
賃貸は2年に一回更新料がかかりますし。
いつだったかはほとんど忘れていますが
久米宏がやっていたニュースステーションで
持ち家と賃貸とでかかる費用を比較、
試算しているのを見たことがあります。
びっくりしたのは、ほとんど一緒だったのです。
数字に弱い私ですが、数字が限りなく近かったのだけは
覚えています。
「持ち家は持ち家の大変さがあるのよ」と
母がよく言っています。
固定資産税や維持費がそれなりに掛かるようです。
車好きの父が「買い物やレジャーくらいだったら、
タクシーやレンタカーを使ったほうが安いよ。
わしは、好きだから乗っているけど・・・」
と言っていたのと同じだと思いました。
この本で『世界は今、デフレに向かって動きだしています。
物価は急速に下がり、多くの国でゼロ金利になっています。
2~3年から4~5年で物価が下落する局面に入る可能性は
少なくありません。』
『そんな中で多額の借金をするのは
非常に損、ということになります。
買うのならできるだけ長持ちするものを
それも頭金を相当払って買うべき時代でしょう』と
書いてあります。
『買えないものは買わない』
『欲しいならお金をためて買う』というのが
当たり前だった時代に戻ってきたということでしょう。
30年ほど前でしょうか
「借金も財産の内」と言う言葉がまかり通っていて
小心者の私にはぴんとこなかったのを覚えています。
昔の人が言っていた『身の丈のくらし』をしたいと思います。
wisteria
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