世の中変わってきていると聞いていましたが・・・
先日、二人の中学生の子どもを持つ友人と話す機会がありました。
「○子ちゃんも中学生になり一安心ね」と私。
「う~ん??」とはっきりしない感じの彼女。
難しいお年頃に突入か?
うちの子供たちが中学生の頃(20年ほど前)は
学校からの連絡は紙か連絡網にそっての電話連絡でした。
おたよりが届かず
カバンのそこからくちゃくちゃで出てくることが
何度あったことでしょう!
自分に都合の悪そうなことは手元でストップ!
ということもあったのでしょうね、きっと。
それが今は各家庭にパソコンを通じて、
あるいは、子どもに直接、携帯メールで届くそうです。
(新学期の提出書類にメールアドレス必須?)
明日持ってこなきゃいけないものもパソコンで。
「えっつ?」です。
平成15年5月に成立、公布され、
平成17年4月から施行された個人情報保護法から
小・中・高校の名簿がなくなったり
電話連絡網がなくなったりして
自分の子の友達のことが
ほとんどわからなくなったと聞いたことあります。
学校と家庭という縦のつながりは健在でも
家庭と家庭、友達同士のつながりが希薄になると
何かと困るのではないでしょうか?
わが子の時は固定電話で、一度は親を通したので
交友関係はなんとなくわかっていましたが、
今は直接携帯にですものね。
友だち同士のつながりがあったとしても
顔を合わせての会話より、
メールでのやりとりが盛んだとか。
友人は子どもさんに
「『A君にはその言葉を使ってもいいけど、B君は繊細だから
使っちゃだめよ』って言うんです。」と言っていました。
「そうなんだ~」
友人は若いけど気配りの出来る人です。
彼女だからそういって子どもたちと接することが出来るけど
そんな人ばかりじゃないでしょうからね。
そして学校の親対象の集まりのほとんどは
『ネット社会を親がもっと知るように』がテーマのようです。
「いじめと言ってもちょっと前までは
すり傷作った、制服がよごれている・・などを
チェックしていればよかったけど
今は、ネット上のいじめは形が見えないから難しいです」
とも言っていました。
そして、「夜9時以降は携帯電話を部屋にもっていかない」が
両親との約束だそうです。
わが子の時もそうでしたが
中学・高校のときが一番難しいでした。
そのときが、親の踏ん張り時だったような気がします。
何を言っても「あ~」とか「う~」とかでしたが
それでも親として伝えたいこと伝えなきゃいけないと
思ったことは話してきたつもりです。
そして、年にほんの2,3回ですが
何かの拍子にそのときに思っていることを
しゃべりだした息子たちにつきあって
夜中まで話したことがあります。
話すことで彼らが何を考えているかが
わかりとても安心したことを覚えています。
フルタイムで仕事を持っていなかったから出来たこと。
子どもを送り出したら寝ていればよかったのですから。
体力的に彼らにはかないませんもの。
wisteria
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