待ってるからね
7月末に出産予定のお客さまがいらっしゃいます。
4,5日前の施術予約の日
「おしるし」があったと連絡があり、施術は延期。
私たちは、出産を心待ちにしていました。
でも、出産にはいたらず、2,3日前にいらっしゃいました。
「腰が楽になりました~」とお茶タイム。
4,5日前のことを伺いながら、
34年前に私の心はタイムスリップ!!
長男出産の時、
大きなお腹を抱え、実家に身を寄せていました。
予定日も過ぎ、父も母もそしてクッキーのお母さんをも
巻き込み、それ出産と大きな荷物を持って
産院へ駆け込んだのです。
産院では「まだまだですよ。もっと痛みの間隔が短くなってから
いらして下さい。」
と帰されたのを思い出しました。
そうなんです、わからないのです。
初産のときは特に。
ものごと何でもそうですけど、
よくわからない、不安だの一番いい例でしょうね、出産は。
じーっと待つしかないのか?
心を穏やかにして・・・
そしたらまたまた思い出したのです。
「育児、子育ては待つこと」ということを。
子供は、物が握れて投げられるとわかると
何回も何回も投げます。飽きずに。
その時、親は腕の筋肉が発達してすごい!
なんて思いませんよね。
「もーいつまでやってるの・・・」
歩くようになって何か興味のあることを見つけると
いつまでもそれを見ていますよね?
蟻んこの列や電車など。
親は、ごはんの支度が・・・とか
買い物の時間が・・・とか気持ちがあせって
ゆったり待っててあげられない・・・
子育てではなく親育てと言う人もいますが
まさにそうかも知れませんね。
今となっては。
大人の問題かも知れません。
我慢すること、相手の事を想うこと、楽しむことetc....
そして、待つことを。教わりました。
自分の身体から出てきたけど まったくの別人格!!
不思議です。
そして楽しい。
自分をゼロにして、耳や目そして身体中の触覚を全開にして
彼らとつきあってきました。
(“お母さんの目後ろにも付いている”
と言われたこともあります)
親になると親であろうと頑張りすぎて
本当はごめんなさいなのに
ごめんなさいが言えず
寝顔にそっと「ごめんなさい」を言ったことも
たくさんあります。
おこりんぼでも、うるさくても、素直じゃなくても
子供の方がずっと親を受け入れてくれていたんだー
と最近とみに思います。
リアルタイムは「も~!!」と思うことばかりだけど
のんびり、ゆっくり待ちましょう。 wisteria
※おしるし・・・赤ちゃんを包んでいる膜が
少し剥れて起こる出血
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