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2008年6月11日 (水)

「私がいなくても・・・」「絶対そんなことないからね」

「私がいなくても・・・」とおっしゃるお母さんたちがいます。

私から見ていてもとっても素敵な子育てを

しているお母さんでも、ぽろっと・・・



私はあわてて、

「どんなことがあっても、

子供にとってお母さんは一番大切なんだからね!!」

と言います。



そういう私も 何度そう思ったことか!

赤ん坊の頃は、自分の顔を洗う暇がない位忙しい。

ちょっと手が離れるとお母さんがいると分かると

お外に素っ飛んで行っちゃう・・・



そんな時、何も私じゃなくても・・・

と言う気持ちが心をよぎりました。



でも、そんなとき出合ったのが次の言葉でした。



『乳幼児と母親との関係は、他のどんな人間関係よりも濃密です。



母親は、自分の子どもを誰よりもかわいいと思い、

さまざまな思いや期待を託しています。

子供が泣けば、その意味をくみとり、言葉をかけます。

乳幼児は、ただ一方的に母親に世話をされて生きていくのです。



子供は、こうして、無条件に「愛されて当然」の自分、

「大切にされている」自分のイメージを作り上げていきます。

「自分は、望まれてこの世に生まれてきた」

「このままの私で、人に愛されるはずだ」

という健康的な自己愛は、

人間の健全な発達に欠かせません。

豊かな人間関係をつくるには、健康な自己愛が必要なのです。



自己を愛し、自分を愛せばこそ、

他人に対しても温かい感情を向けることが出来るのです。』

参考:「自分のために生きていける」ということ:斉藤学著



自分が子育てしていた時は夢中で気がつきませんでしたが、

以前関っていた子供相手の仕事の時や、

今湧泉にお母さんと一緒にくる子供さんを見ていると

このことが本当にわかります。



子供は、それなりに私たちにも『いいお顔』をしてくれます。



でも、施術の途中や施術が終わって、お母さんにくっつく時の

“とろけるような笑顔と言ったら・・・”もお~です。

その後すぐ、おっぱいをねだったり、

ぐずぐずわがままになったり。

自分以外の人と遊んでいる時は

あんなにいい子だったのに・・・

とお母さんは戸惑います。



それでいいのです。

こどもにとって他人はちょっとかっこつける人。

我慢しているのです。いい子しているのです。



でもお母さんにはそうじゃないのです。

『まるまる受け入れてくれる人』と思っています。

そしてお母さんもありのままで子供と

向き合えばいいのではないでしょうか?



私はこのことをたくさんのお母さんたちに

わかってほしいと思っています。

○○ちゃんのお母さんはあなただけなのですから。

wisteria

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