「私がいなくても・・・」「絶対そんなことないからね」
「私がいなくても・・・」とおっしゃるお母さんたちがいます。
私から見ていてもとっても素敵な子育てを
しているお母さんでも、ぽろっと・・・
私はあわてて、
「どんなことがあっても、
子供にとってお母さんは一番大切なんだからね!!」
と言います。
そういう私も 何度そう思ったことか!
赤ん坊の頃は、自分の顔を洗う暇がない位忙しい。
ちょっと手が離れるとお母さんがいると分かると
お外に素っ飛んで行っちゃう・・・
そんな時、何も私じゃなくても・・・
と言う気持ちが心をよぎりました。
でも、そんなとき出合ったのが次の言葉でした。
『乳幼児と母親との関係は、他のどんな人間関係よりも濃密です。
母親は、自分の子どもを誰よりもかわいいと思い、
さまざまな思いや期待を託しています。
子供が泣けば、その意味をくみとり、言葉をかけます。
乳幼児は、ただ一方的に母親に世話をされて生きていくのです。
子供は、こうして、無条件に「愛されて当然」の自分、
「大切にされている」自分のイメージを作り上げていきます。
「自分は、望まれてこの世に生まれてきた」
「このままの私で、人に愛されるはずだ」
という健康的な自己愛は、
人間の健全な発達に欠かせません。
豊かな人間関係をつくるには、健康な自己愛が必要なのです。
自己を愛し、自分を愛せばこそ、
他人に対しても温かい感情を向けることが出来るのです。』
参考:「自分のために生きていける」ということ:斉藤学著
自分が子育てしていた時は夢中で気がつきませんでしたが、
以前関っていた子供相手の仕事の時や、
今湧泉にお母さんと一緒にくる子供さんを見ていると
このことが本当にわかります。
子供は、それなりに私たちにも『いいお顔』をしてくれます。
でも、施術の途中や施術が終わって、お母さんにくっつく時の
“とろけるような笑顔と言ったら・・・”もお~です。
その後すぐ、おっぱいをねだったり、
ぐずぐずわがままになったり。
自分以外の人と遊んでいる時は
あんなにいい子だったのに・・・
とお母さんは戸惑います。
それでいいのです。
こどもにとって他人はちょっとかっこつける人。
我慢しているのです。いい子しているのです。
でもお母さんにはそうじゃないのです。
『まるまる受け入れてくれる人』と思っています。
そしてお母さんもありのままで子供と
向き合えばいいのではないでしょうか?
私はこのことをたくさんのお母さんたちに
わかってほしいと思っています。
○○ちゃんのお母さんはあなただけなのですから。
wisteria
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